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東川町産のぶどうでワインづくりを行おうと昨年10月に開業したワイナリー・雪川醸造(東川町東町2丁目1-6)が、秋に醸造したロゼワイン「スノー リバー アンスパークリング ロザート 2021」で、女性審査員によるアジア最大の品評会「サクラアワード」のゴールド賞を受賞しました。
醸造所を運営する山平哲也さん(写真左)の前職は、米国シリコンバレーでも活躍したIT業界のトップビジネスマン。50歳を機に人生を大きくシフトチェンジし、農業も醸造も未経験ながらワインの世界に飛び込みました。道内外のワイナリー研修や公的機関での講習、教育プログラムを履修し、様々な書物からも情報を得るなど、持ち前の探究心で学びを深めています。
今回受賞したワインは、セイベル種をはじめ、町が試験的に栽培しているワイン用ヨーロッパ品種のぶどう数種類をブレンドして作られています。「たとえば同じ品種でも、複数の方向性やフレーバーを持つワインをブレンドすることで、多層的なキャラクターを作り出せるのでは」というアイデアをベースに、選果後に茎やヘタを取らずにそのまま圧搾した果汁を複数のタンクに分け、それぞれを異なる酵母で醸してから再度ブレンドする手法を試みました。
この過程で仕上がりに手応えを感じた山平さんは、腕試しにと品評会にエントリー。「初めて醸造したワインを、ワイン業界で活躍する方々に高く評価してもらえたことはとても励みになります」と喜びを語ります。
現在は初ワインの発売準備と並行し、自社のぶどう畑で新苗の定植作業の真っ最中。ヨーロッパ品種を中心に昨年と今年で3000本超の苗を植えています。この苗が実をつけワインとして仕込めるようになるのは3~5年先ですが、科学的な理論に裏打ちされた山平さんの醸造哲学からも、今から様々な可能性を感じさせてくれます。
初ワインは、6月中旬から東川町の道の駅や旭川市内の酒販店で販売をスタートします。雪川醸造の公式ホームページからも購入ができます。問い合わせは山平さん( info@snowriverwines.com )へ。
雪川醸造
住所:東川町東町2丁目1-6
ホームページ:https://www.snowriverwines.com/