ゴーストバスターズ
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シリーズ化熱望!

 不朽の名作が復活した。旧作との違いなどもはやどうでもよく、紛れもなくこれこそゴーストバスターズだ。本作のゴーストバスターズはだいぶブットビな女性4人組。それぞれ個性がありすぎていて魅力に溢れている。ゴーストは最新の映像技術と往年のベトベトの合わせ技で、怖いし気持ち悪いしベトベトである。子供がワクワクし、大人が大爆笑するコメディ作品に仕上がっている。

 ゴーストバスターズの魅力は、かなり非科学的な幽霊という存在を科学でやっつけようとするところにある。そしてその科学は何やらそれっぽいのだけれど怪しげで、技術を詰め込んで作られた武器は仰々しくてゴテゴテしていてワクワクに満ちているのだ。兵器担当はだいぶイカレ気味のパンクなお姉さんだが、これ以上ないぐらいハマり役で、アブナイ感じがスクリーンからはみ出している。

 意外なぐらい子供が多く見にきていたけれど、長めの上映時間でも飽きる子はおらず、エンディングでは往年のあの名曲の掛け声をみんなで大合唱。この夏最高に楽しい映画体験だと思う。お子さんと見に行く映画、どれか一本なら迷わずこれをお勧めする。さぁみなさんご一緒に。♪ゴーストバスターズ!

イオンシネマ旭川駅前シネプレックス旭川ディノスシネマズ旭川で上映中

ケン坊がさらに語る!WEB限定おまけコラム

この記事には映画のネタバレが少々含まれているので、まだ映画を見ていない人はその点をご承知おきの上で読んでください。

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 本作の見どころはどこかと問われたらもう全編見どころだらけなのだが、クリス・ヘムズワースがアホみたいな役をやっているところを推したい。クリス・ヘムズワースと言えばマイティ・ソーであり、イケメンマッチョ俳優なわけだが、本作では「イケメンでマッチョなだけで役立たず」という役どころで、電話もまともに取れない非常識レベルのアホとして出演している。しかしなかなかどうしてこの役がけっこう絶妙で、特に終盤でゴーストに乗っ取られて行動するところなどは笑いが止まらない。ダメ押しのようにエンドロールでは最高のスマイルで奇妙なダンスを踊るという芸を見せており、そのズレっぷりがおかしくてたまらない。彼はゴーストバスターズの受付担当という位置づけなのだが、ラストではゴーストバスターズの一員のような感じになっていたので、今後シリーズ化されていったとしても登場しそうだ。

 さらに、映画ファン向けの見どころとしては、チョイ役としてすごい顔ぶれが出演している点と、その吹き替え版も注目に値するという点を強調したい。本作には旧作の主要キャストが何人も登場している。また、著名人が本人の役として出演したりもしている。オジー・オズボーンなど、そっくりさんかと思いきや本人なのだ。旧作の登場人物はチョイ役として登場するのだが、吹き替え版で見ると、旧作の吹き替えを担当している声優さんがちゃんと吹き替えしてくれている。この辺は吹き替え版もかなり力を入れてやってくれている印象だ。この作品の豪華なカメオ出演は、『ゴーストバスターズ』という作品がいかに愛されているかの表れと言えるだろう。

 そして映画史に残ると言っても過言ではない最高の主題歌。今回もあの耳慣れた主題歌は健在で、いろいろとアレンジされたバージョンも使われるが、聞きなれたアレンジのバージョンもしっかり登場する。エンドロールでは客席の子供たちが音楽に合わせて「ゴーストバスターズ!」と合唱していた。しっかり現代によみがえったゴーストバスターズ。ちなみに最後の最後でパティが口にした「ズール」というのは旧作に登場する重要な名前である。今から続編が待ち遠しい。

2016年8月26日