旭川でよみがえる名曲たち
未来へつなぐステージ

ジャズ作曲界の巨匠、サミー・ネスティコの追悼コンサートが、5月18日(日)午後5時30分から旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)で開かれます。

サミー・ネスティコは、アメリカを代表する作編曲家として、ビッグバンド・ジャズの歴史に名を刻んだ人物。カウント・ベイシー・オーケストラとのコラボレーションで知られ、その楽曲は世界中のジャズ愛好家に愛され続けています。

そんなサミーが生涯で唯一訪れた日本の地が、旭川でした。音楽イベント「ジャズマンス・イン・旭川」から誕生したジュニア・ジャズオーケストラのニューヨーク招待公演に感銘を受け、翌年の同イベントに合わせて来旭。自らの楽曲を演奏する子供たちの姿に心を打たれ、「人生の最後に神様が宝物を用意してくれた」と語ったといいます。

今回の追悼コンサートは「サミー・ネスティコ メモリアルフェスティバル」と銘打ち、サミーとの縁のきっかけになったジュニア・ジャズオーケストラ出身者による社会人ビッグバンドのほか、特別編成の吹奏楽団、旭川近郊の中高校生ジャズオーケストラが出演。さらに、世界的トランペッターのエリック宮城さんをはじめ、国内外のプロミュージシャン6人が共演し、サミーの名曲を彩ります。

プロデューサー兼コンダクターを務める旭川在住の作曲家・佐々木義生さんは、「サミーの偉大な足跡を振り返るとともに、ここから未来の音楽家たちが広い世界へ羽ばたくことを願っています」と語ります。当日は、サミー・ネスティコのドキュメンタリー映像も上映されます。

チケットは全席自由で一般5000円、学生・ハートフル2500円。当日各500円増し。ジュンク堂、コーチャンフォー旭川店ほかで扱っています。問い合わせは佐々木さん(Tel.080-5580-3567)へ。