
- 100種ほどある菌のライブラリーから、スクリーニング検査を経て抗がん効果が見込めそうな化合物を絞り込んでいきます
旭川医科大学(旭川市緑が丘東2条1丁目)は現在、がん治療など3つの研究プロジェクトの資金をクラウドファンディング(CF)で募っています。同大学が公式にCFを活用するのは今回が初めて。
そのうちの1つ、消化器先端医学講座の特任講師・小西弘晃さん=写真=の研究グループでは、小児白血病の治療薬開発に向けた基礎研究について寄付を呼び掛けています。
小児白血病は白血球ががん化する病気で、小児がんの中で最も多く、日本では年間1000人の子供が発症しています。治療法の進展により5年生存率は80%以上に達していますが、現在主流となっている抗がん剤治療は副作用の発生率が非常に高く、子供たちは臓器障害や知的障害、さらに生殖機能への影響といった様々な合併症リスクを負うことになります。
副作用の少ない治療薬が求められる一方で、小児がんはがん患者全体の1%と少なく、利益に結び付きづらいために新薬の開発がなかなか進んでいないのが現状。小西さんは「利益を最優先に求めない大学病院だからこそ、研究に積極的に挑戦することができます」と力を込めます。
小西さんは15年ほど前からがん治療薬の開発研究をスタート。これまでに納豆菌や乳酸菌、麹菌といった微生物由来の分子に、安全性の高い抗がん作用があることを証明してきました。中でも小西さんは、麹菌が作るヘプテリジン酸が白血病のがん細胞を死滅させる働きを持つことを世界で初めて突き止めています。長期使用でも副作用リスクの低い薬として活用が期待できるとして、現在はこれら有用な分子から、がんや大腸炎の新薬を作る研究を進めています。
しかし1つの薬がつくられるまでには10年以上の年月と多額の費用がかかります。途中でドロップアウトしてしまう候補も多く、並行していくつかの候補化合物を見つけ出していく必要もあります。
3月14日(金)まで受け付けているCFの目標金額は400万円で、抗白血病作用を持つ分子の解析費や研究の消耗品費などに充てられます。寄付は3000円から可(寄付金控除の対象)。「関わってくれた人に研究の経過をしっかり伝えたい」という小西さんの思いから、謝礼として全員に報告書を送付します。
安全で効果的な治療薬の開発は、小児白血病に苦しむ子供たちと家族にとって、大きな希望となるもの。小西さんは「CFを通して、地域のみなさんに広く研究の内容をお伝えできることは大きい。研究の目的や意義をご理解いただき、ご支援いただけるとしたら、これに勝ることはありません」と話しています。
このほか、膵がんの早期血液診断法の確立を目指す消化器内科学分野と、血液がん治療の地域格差を是正する設備導入を目指す血液内科学分野でもCFを実施中。いずれもCFサイト「READY FOR」で受付。











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