
- 北海道胆振東部や能登半島の災害地にも出動した医大のドクターカー。一般車両を改装して使うため、認可期間も含めるとCF達成から運用まで2年程度かかります

- 更新が必要な医療・通信の搭載機器
旭川医科大学(旭川市緑が丘東2条1丁目)は現在、新しいドクターカーを導入するための資金をクラウドファンディング(CF)で募っています。
ドクターカーは、医師や看護師が同乗し、到着現場ですぐに治療を始められる緊急車両です。患者の搬送を目的とした救急車においても救急救命士による医療行為は許されていますが、内容は限定的。より緊急度の高い患者に迅速で適切な治療を行い、救命率を高めることを目指して、多くの地域でドクターカーが導入されています。
旭川市では唯一、旭川医大が2014年からドクターカー1台を所有しています。これまで交通事故や労働災害、脳卒中など一刻を争う現場に駆けつけ、その力を発揮してきました。導入当初は病院から半径30キロ圏内での活動を想定していましたが、離着陸が難しい場面でドクターヘリに替わって広域な道北エリアをカバーしたり、災害地域でDMAT(災害派遣医療チーム)として活用されたりと、出動は増え続けています。
その一方で、車両の老朽化は深刻です。一般的に救急車の耐用年数は約6年とされていますが、現在のドクターカーは11年にわたって過酷な現場で使用されており、車両だけでなく搭載する医療機器・通信機器の更新も急務です。更新ができなければ、安全性を確保できず、運用が継続できなくなる可能性もあります。しかし物価高の影響もあり、大学の予算だけで対応することが難しいため、今回のCF実施に至りました。
目標金額は2300万円で、患者搬送機能のない車両の購入に充てられます。この目標を上回り、第2目標の4000万円を達成した場合は、患者搬送機能付きの車両を導入できます。寄付は3000円から受け付けており(寄付金控除の対象)、全員に受領証明書と謝礼メールが送られます。希望者は救命救急センターのホームページに氏名が掲載されるほか、寄付金額に応じてドクターカーお披露目会への参加も可能です。寄付は12月19日(金)までCFサイト「READY FOR」で受付。
旭川医科大学病院救命救急センター副センター長の中嶋駿介さんは「誰もが必要な医療に最短で届く未来を守り、地域の皆さんが安心できる医療を持続して行くため、ご賛同とご支援をいただけたら」と力を込めます。問い合わせは旭川医大総務課(Tel.0166-68-2118)へ。











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