
テレビ番組のアニメーション制作や、渋谷パルコにオープンした虎へびコーヒーのイラストを手掛ける上田走(はしる)さんの個展「マグレ」が、10月27日(日)までせんとぴゅあⅠ(東川町北町1丁目)で開かれています。
和紙やキャンバスに、描いては塗りつぶす工程を繰り返して層を重ねていく技法で、表面に描かれた絵の奥にまで、想像力を掻き立てられる作風が特徴です。約30点の展示作品の中でも、見どころは自身初となる立体作品の展示。西日本を旅した際に見た張り子を、上田さん独自の感性で制作しました。
モチーフはヒグマやオオカミ、鮭など、今まで多く描いてきた動物たち。「変なものを作りたい」という衝動のまま粘土をこねて、偶発的に生まれた形に絵を描いています。オブジェのような不思議な形は、見る角度によって見え方が変わるのも魅力です。上田さんは「顔を描いたら不思議とそれっぽく見えるんですよね」とあっけらかん。個展のタイトルが具現化したような作品からは、伝統文化や自然への敬愛、そして飄々とした人柄が感じられます。
最終日は上田さんが在廊し、持ち込んだTシャツに絵を描いてくれる「でっちあげスーベニアペイント」も実施します。開場は午前10時から午後5時まで。きょう15日(火)と21日(月)は休館。入場無料。問い合わせは東川町文化交流課(TEL:0166-82-2111)へ。
