子供食堂など18団体が連携
9月3日に座談会や体験イベント

子供の居場所作りに取り組む市民団体による「子どもの居場所フェス」が、9月3日(日)午前11時から午後3時まで、旭川市市民活動交流センターCoCoDe(旭川市宮前1条3丁目)で開かれます。

主催の旭川おとな食堂は、地域の子供食堂などを支援する組織で、団体同士を繋ぎ、必要な物品提供や勉強会などを通じて啓発活動も行っています。

旭川で子供の居場所作りが本格的に始まったのは8年前。この間、各地で子供食堂や遊びの場を提供するプレーパーク、学習支援ボランティアなど、各団体がそれぞれの方法で取り組んできました。コロナ禍で様々な規制があり、深めてきた繋がりが希薄になってしまう危機もありましたが、制限が解かれたいま、その繋がりを再構築するために今回のイベントを企画しました。

「コドモトーーーク不登校いろんなキモチ」と題した座談会(午前11時～)では、10代の若者が不登校について本音で語り合うほか、子供・若者支援を研究する東北福祉大准教授の清水冬樹さんのトークショー(午後1時)が行われます。またフェスには18団体が参加し、おにぎり作りやフードバンク、ボードゲーム、プレーパーク、マタニティ衣類や子供服などのおさがり提供など、それぞれの活動を体験できるブースを設けます。

主催者は「子供の居場所がどんなところで、何を行っているのか、なぜ必要なのか。イベントを通じて多くの人に知ってほしい」と話しています。入場無料。

また同日午後4時からは、NHKドキュメント72時間でも紹介された「川崎市子ども夢パーク」のドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」の上映会も行われます(要申込、入場料1000円)。