1. ライナーウェブ
  2. ニュース&記事
  3. まとめ
  4. 旭川で活躍する6人に聞いた「お父さんはどんな人?」

6月17日は父の日ですね。

旭川で活躍する6人に聞いた「お父さんはどんな人?」

地味にクる、笑いのルーツ

(株)昇夢虹 イラストレーター 小川けんいちさん

釧路出身。旭山動物園のお菓子のパッケージや「メガネのパリミキ」本店のショッピングバッグのデザインを手がけるなど活躍はグローバル。ハマショーの大ファン

父は自動車関連の会社員でした。家でもきりっとしていて、寝転がったりおならしたりなんて見たことない。両親は美術部の出身で、幼い頃は美術館によく連れて行ってくれましたね。

力技で笑いを引っ張り出す母ケイコと、物静かながらぽつっとおもしろいことを言う頭脳プレーの父カズオ。僕が常々口にしている、イラストで人を楽しくさせたい、笑わせたいって思いは両親から引き継いだもの。奥さんにも「意地でも笑わせにくるよね」と呆れられますが、ちゃんと線引きがあって、大爆笑は望まない。控えめでしょ(笑)。クスっと、ちょこっと笑ってもらうくらいがちょうどいいんだ。

高校時代に少し悪さしたとき、「お母さんがどれだけ心配したかわかるか。すべては思いやりだぞ」と父に静かに諭されました。今でも僕の心に残っている、大事にしている言葉。いつも楽しいことと思いやりのバランスを探っています。

で、描いてみましたよ。これが私の父と母で~す。母はこんなに髪の毛はねてないし、父だって本当はこんな7・3分けじゃないんですが、似顔絵ってイメージを強調するとおもしろいし、不思議と似るんですよ。

師匠であり、大先輩であり

(株)リゲルプロジェクト 美容室HIKARI 鈴木綾菜さん

2010年、北海道歌謡連盟主催の全道グランドチャンピオン大会で、坂本冬美さんの「夜叉海峡」を歌い優勝。父の山中茂樹さん(右側)は、美容室オーナーで同連盟の師範講師。認定講師の綾菜さんとともにボイストレーナーとしても活躍中

物心つかないころから、各地の歌謡大会に出場する父の応援に家族総出で行ってました。「私も出たい!」となったのは自然な流れで、中1で初めて大会に出て特別賞をいただいてからはもうズブズブ(笑)。それ以降、曲のセレクトから歌の指導にわたって父に協力を仰いでいます。

最初はポップスを歌っていたのですが、五木ひろしさんがオハコの父の影響を受け、次第に演歌も歌うように。私は思春期でもお父さん大好きっ子で、高校生ごろまで父のTシャツを着て寝てました(笑)。趣味も仕事も同じだから気がつけばいつも一緒ですが、きちんと線引きはしていますよ。父は一言で表現すると情の深い人。歌謡サークルの生徒さんにも、本業の美容室のお客様に対しても、一人ひとりに誠心誠意向き合ってくれます。いつもバイタリティに溢れていて青年のようですが、これからも変わることなく愛情いっぱい、元気いっぱいの父でいてほしいですね。

ときどきはさんろくのスナックにも出没します。顔も声も、気持ちよ~く歌っている人がいたら、それが私の父です。

有言実行。行動で示す男

有限会社北海道井泉 代表取締役 伴野忠孝さん

旭川を代表するとんかつの名店「井泉」の創業者。父・賢次郎さんのことを「豪快で、人が常に集まる人気者だった」とその明るさを称えます

私の生まれは東京浅草。父は製本や印刷を手掛ける会社を経営していました。学生時代は私も工場を手伝ったりしていたけど、母が一時期天ぷら屋をやって。そちらに憧れを抱いてしまった。高校卒業の半年ほど前、父に料理人の道に進みたいと告げました。そしたらね、「じゃあ俺ももう仕事やめよう」って(笑)。今考えると心臓を患っていたし、息子は跡を継がないし、ちょうど良いタイミングだと思ったのかも。本当に叔父に譲っちゃった。

枝幸町出身で道内各地に親族がいたから、引退後は毎夏、旭川を拠点に道内旅行してました。私は上野にある井泉本店に飛び込んで修業を始めて。数年経った頃父がいきなり「お前そろそろ店出さないのか?」って聞くの。東京で開業するにはお金も貯まってないし無理だって言うと「いや、旭川だ」って。旅でこの地の良さを分かっていたんでしょうね。終の棲家を探していたのかもしれません。

それからはあっという間。私は「老い先短い父と札幌オリンピックを見に行く」と店に嘘をつき、4日間休みをもらって下見に来ました。当時の旭川は養豚が盛んで、街にとんかつが根付いていましたし、さんろく街の賑わいにも驚いて。これならいいぞと旅行中に店の場所も決めちゃいました。それが2月、5月には店をやめて7月にはオープンです。そして父と母は2年後、旭川に移住。なんだか全てが父の思惑通り…ですが、その強力な後押しがあったからこそ、今の井泉があるのでしょう。亡くなって40年近く経ちますが、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

アートの洗礼は父からね

ギャラリーシーズ 代表 久木佐知子さん

もち処一久大福堂の3代目・久木信一さんの長女。現在の4代目は弟で長男の利弘さん。自身の画廊について「父もきっと応援してくれていると思う」と話します

札幌でサラリーマンをしていた父が、祖父(2代目)の後を継ぐため、36歳で旭川に帰郷。まじめで温厚という言葉がぴったりな人で、「信一は口ごたえしたことがない」と祖父がよく言っていたのを覚えています。私も怒られた記憶がありません。餅菓子屋という家業で、従業員とも家族みたいな関係でしたね。みんなで連れだって旅行に出掛けたり、楽しかったなぁ。

父は絵画や映画・演劇、文学が好きで、小学生の私を連れてハリウッド作品やフランス映画も見に行きました。「こんな世界もあるんだ」って、私はぽわんと口を開けて眺めていただけですが、夢見がちに育ったのは父の影響かな(笑)。のちに画廊を開く私に、文化や芸術に関心を持つきっかけをくれましたね。

54歳で急死してしまった時はとてもショックでしたが、落ち込んでいる私を励ましてくれたのは、父をよく知る常連のお客様たちでした。残してくれた家業を継いでいくのが使命だと思いましたし、立ち上がることができました。父が貫いてきた「信用第一」を信条に、世代を超えてご支持いただける餅菓子屋を目指していきたいです。

草花を愛でた4代目

近藤染工場 常務取締役 近藤耕介さん

創業120年。伝統的な本染めの技術を、手ぬぐいや風呂敷など日常の暮らしに取り入れる提案もしています

父は近藤染工場の4代目で、現在の社長は5代目の叔父さんが務めています。長年、兄弟力を合わせて、会社を切り盛りしてきました。多趣味な人で、山登りや民謡なんかも嗜んでいました。特に熱を入れていたのが畑仕事です。鷹栖に山林を持っていて、イモとかダイコンとか枝豆なんかを育てていました。子供のころ、遊びに連れていってもらうといえば、決まって畑。それが当たり前と思っていましたが、いま思えば、体よくこきつかわれていました。息子の名前に〝耕〟って入れるくらいだし(笑)。

近藤染工場の4代目・正さん

私は大学卒業後、教員になったんですが、父は昔から一言も家業を継げとは言わなかったです。それよりも畑の手伝い。中学生のとき、今で言う総合学習のように、うちの畑を生徒たちに開放して農業体験をさせたりもしていました。シベリア抑留体験の影響か、土にまみれて働くことに尊さとか生きる意味を感じていたのかもしれません。

草花も好きで、会社のまわりで、アサガオを育て始めたのは父の案だと聞いています。染物屋らしい発想ですよね。アサガオのカーテンは、今も夏の風物詩として、地域のみなさんに親しまれています。

怒ってくれてありがとう

ラーメンふるき 店主 古木孝子さん

もともと挨拶大好きなおじさんで(笑)。買物に行っても、品より人を見て声掛けて。それを楽しみに出掛けているような人でした。

1982年に始めたこの店は、タクシー運転手だった父が母の夢を実現させたもの。一か八かやってみるか!って修行にもいかず。子供ながらに覚えているのが、父の舌の感覚がすごいってことです。家族で食べに行ったちゃんこ屋のスープを家ですんなり再現してました。

私は高校くらいから店を手伝うようになって、でも一緒に仕事している時は大嫌いでした。掃除はやり直し、お客さんにはとにかく大きい声、笑顔で元気にって。あーしろこーしろ、どんどん厳しくなってきて、毎日喧嘩です。さっきまで私を睨んだり怒鳴っていた父が、お客さんの前では瞬時に変わる。その態度がまた悔しくて(笑)。

初代店主の父・守さんは、一昨年に他界。「私と唯一気が合ったのは音楽」と孝子さん。マイケルジャクソンのCDを車中でよく聞いていたとか

でもね、母が倒れたことで出前を止めたときは、これまで通りお客さんが来てくれるのか、父はすごく不安がっていました。毎晩とりつかれたように看板ラーメンの味噌を練って。今思えば、いろんな思いを隠すように没頭していたのかも。無理していたのかな。ただそんな心配をよそに、相変わらずたくさんの方がいらっしゃってくれて、あらためて父の目くばり、気くばり、心くばりが半端ないってことに気付かされました。

「味濃くない?」「どこから来たの?」って、なによ、いい格好しちゃって、と父を見ていたけど…今、それ自分がやれてる。当時できずに怒られていたこと、出てこなかった言葉が言えてるんですね。同じ立場に立ってみて、見えてくるものがあります。反発しながらも叩き込まれたことが生きています。

トピックス

福祉施設を買い物で応援 買物公園で4日間のバザー
生涯福祉サービス事業所などによる授産製品の販売イベント「リバータウンバザール」が、8月21日(火)から24日(金)の午前10時から午後5時に、アッシュアトリウム... (7月21日)
ごみの再利用について考える クリーンセンターフェスタ
旭川市クリーンセンターは7月29日(日)に、ごみのない町づくりについて考えるイベント「クリーンセンターフェスタ」を開きます。 牛乳パックを使ったハガキ作りや廃食... (7月21日)
ピアニスト、石本裕子さんのピアノコンサート
札幌出身でハンガリーのブタペスト在住のピアニスト、石本裕子さんによる「陽の当たらなかった女性作曲家のためのピアノコンサート」が、8月1日(水)午後6時半から旭川... (7月21日)
今年もこの季節がやってきた 礼文島直送バフンウニを丼で
住宅街の袋小路に建つ小さなお店ながら料理は本格派。ふだんはカレーやお弁当、そばなど庶民的なメニューで地域の安らぎの場となっている「旨いごはんと麺 季(みのり)」... (7月20日)
地元のいいもの探しにおいで 22日にどうゆう名店街
道北の美味や工芸品などを販売する「どうゆう名店街」が、7月22日(日)午前10時から午後4時に、1条から3条の旭川平和通買物公園で開かれます。北海道中小企業家同... (7月20日)
駅前広場で真夏の紅白歌合戦 出場者募集
ザッツ、旭川!ザッツ、駅前!旭川まちなかイベント実行委員会(旭川市、旭川平和通商店街振興組合、旭川まちなかマネジメント協議会、イオンモール旭川駅前で構成)は、8... (7月20日)
芝居、ダンス、音楽が融合 野外テントで舞台公演
トラックで全国各地を回り、即席のテント小屋で芝居を披露する鹿児島県の劇団「どくんご」が、8月1日(水)・2日(木)・4日(土)・5日(日)の4日間、旭川市神楽岡... (7月19日)
7月21日(土)に幌高商店会夏の市
全国で唯一、必修科目に「そば打ち」がある上川管内の幌加内高校による商店会が、7月21日(土)午前11時から午後1時まで、同校で開かれます。 幌加内高校は、作付面... (7月19日)
夏休みの自由研究にも♪ 子供向けイベント情報
まちなかぶんか小屋(旭川市7条通7丁目)は、7月21日(土)午後1時から3時に、理科実験・工作教室を開きます。 サイエンスパフォーマーの原部剛さんが講師となり、... (7月17日)
熱気に包まれる3日間 第57回旭川夏まつり
旭川の盛夏を彩る「第57回旭川夏まつり」が、8月2日(木)から4日(土)まで、旭川市中心部で開かれます。オープニングを飾る「道新納涼花火大会」、市民参加の「市民... (7月16日)
旭川駅前でフードフェス 連日オモシロ割引あるよ
道内各地のご当地料理を提供する夏のフードフェスティバルが、旭川駅前広場で開かれています。今年は連日のユニークなお酒の割引企画が話題になっているようです。 平日の... (7月20日)
神居にドリンクメインの新店 チョコ系バリエが豊富です
板チョコを模した立て看板に、「Chocola is…」の文字。先月末にオープンしたドリンクメニュー中心のお店・ショコライズ(旭川市神居3条10丁目)は、名前に恥... (7月19日)
今こそ食べてくれ! 11店の、夏に推す麺
どうしてどうして僕たちは夏に麺を欲すのだろう♪ こわれるほどすすります~♪ 蒸し暑さにどうかしてませんか?冷たい!さっぱり!はもちろん、辛くて熱いあえての一杯も... (7月17日)
17日から一周年記念企画 ご飯もお肉もたんとお食べ♡
定食屋さんみたいな名前の焼肉店「RICE(ライス)」で、7月17日(火)から31日(火)まで一周年記念イベントを実施します。 お米のおろし会社が「自社で扱うお米... (7月13日)
コンビニクリップ 「夏麺」編
北国の夏本番ももう目前!? 暑い日に食べたいあっさり系から、夏バテに負けないスタミナ系まで、いまオススメの麺類をご紹介します♪... (7月10日)
心合わせて赤い羽根募金をPR
旭川市共同募金委員会は、市のシンボルキャラクター「あさっぴー」と幼なじみの「ゆっきりん」の寄附金付きバッジ=写真=を作成しました。  赤い羽根共同募金運動のPR... (7月10日)
トレーニングメニュー あなたのために作ります
水泳やダンス、囲碁など様々なスポーツや娯楽の複合施設、近文市民ふれあいセンター・ちかふれで、コツやポイントを短時間で指導してくれるマンツーマンのトレーニング教室... (7月3日)
旭神に雑貨店オープン 大人の女心くすぐるアイテム
大人の女性が長く愛せるものを、と厳選した生活雑貨を扱うイデアルが先月オープンしました。広いフロアに並ぶ、派手すぎず、でも遊び心も忘れないたくさんのアイテムから、... (6月30日)
たいせつマルシェ、出店者を募集
たいせつマルシェ協議会は、7月14日(土)・15日(日)に旭川市1・2条買物公園で開く「たいせつマルシェ2018」の出店者を募集しています。 2008年に旭川青... (6月23日)
野菜ソムリエから学ぶ 野菜のウソとホント
北海道栄養士会は、6月20日(水)午後7時から勤労者福祉会館(旭川市6条通4丁目)で、「ウソ?ホント?あふれる野菜の情報」と題したセミナーを開きます。 講師は(... (6月15日)
旭川・近郊の夏のお祭り みどころを調べてみたよ
迫力の神輿やパレード、賑わう屋台、夜空に輝く花火…。7月、8月は道内各地でさまざまな夏祭りが行われます。 ライナー編集部で、旭川・近郊エリアのことしのお祭り情報... (6月26日)
旭川で活躍する6人に聞いた 「お母さんはどんなひと?」
旭川で活躍する6人に聞きました。... (5月11日)
経産省「はばたく中小企業・ 小規模事業者300社」に選定
旭川のおかき製造業、北海道米菓フーズ(廣島俊郎社長)が、中小企業庁(経済産業省)の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。 「はばたく中小企... (4月5日)
ここちよく、便利に。 あなたの門出を応援します
雪解け水が流れる音にもウキウキする春。これから始まる新生活には、どんなアイテムが必要でしょうか。ベッドにテーブル、冷蔵庫、食器に掃除用具の数々…。逆に不要なもの... (3月16日)
自由な心で。人生を謳歌する大人たち
人はなぜうたうのか。ストレス解消、ボケ防止、ダイエット、平和のため―。人生経験を重ねた大人たちがうたう理由はさまざまです。いま、「うたうこと」に夢中な彼らを取材... (1月30日)
PRインターネット広告掲載はこちら »

ニュース / キーワード

ようこそ、ゲストさん

メールアドレス
パスワード

※パスワードを忘れた方はこちら

はじめての方はこちら

新規会員登録

ライナー最新号

2018年7月20日号
2018年7月20日号
盛夏も晩酌思案中
唎酒師コタさんの
カンタンレシピ
紙面を見る

ピックアップ

晩酌思案中
晩酌思案中
どうぞお試しを
唎酒師コタさんの
カンタン夏レシピ
注目グルメ
注目グルメ
こま弦の馬刺しは
肉感強めなモモ
純米の冷酒でどうぞ
シネマの時間
シネマの時間
あの衝撃から25年
単なるパニック映画
とは異なる後味
お通しダイアリー
お通しダイアリー
行ってみなけりゃ
出会えない。
今宵訪れたのは…
チアーズ!マミー
チアーズ!マミー
今のうちにチェック
水遊びスポットと
必要な持ち物
月刊まち便り
月刊まち便り
グラススキーに挑戦!
上川周遊パスがお得!
短い夏を満喫してね
求人情報
求人情報
旭川市・道北エリアの正社員、アルバイト、パート就職情報
開店・移転・閉店
開店・移転・閉店
旭川市・近郊エリアの新店や創業などの話題。情報提供も歓迎!
星占い
星占い
7/17~7/23の運勢

ページの最上段に戻る