自由研究で作った
7冊の動物図鑑を展示

　市内在住の小学5年生、吉野僚(つかさ)くんが制作した動物図鑑を集めた作品展が、就労継続支援B型事業所カフェ工房ともに(曙1ノ7)のギャラリーで5月末まで開かれています。

　発達障がいをもつ僚くんは「物事を続けることで自信をつけてほしい」というお母さんの後押しもあり、大好きな動物の図鑑作りに取り組んできました。小学1年生の冬休みから自由研究課題として作ってきた7冊を展示しています。

　のびのびと描いた動物のイラストに特徴を書き込み、羽根や毛なども貼り付けて、触っても楽しい図鑑に仕上げています。動物の情報は本を読んで調べたり、旭山動物園の飼育員に直接話を聞いたりしてまとめました。「まずは動物をよく観察して、特徴的な部分から描いています。カバは皮膚のたるみや短いしっぽ、キリンは長い足を意識しました」と僚くん。色鉛筆を塗り重ねて奥行きある色あいを表現しています。

　今度描いてみたい動物をたずねると、「オランウータン。猿類は人間と似ているから難しいです。まだ1種類しか描いたことがないから今年こそは」と目を輝かせます。問い合わせは同ギャラリー(電話0166-25-0606、平日午前11時から午後2時半)へ。