パレスチナの難民キャンプ出身の世界的な歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を映画化した「歌声にのった少年」の上映会が、6月25日(日)にシアターカンダ(旭川市3条通8丁目、神田館3階)で行われます。

紛争の絶えないガザ地区で暮らす少年が命がけで国外に脱出し、オーディション番組を勝ち抜き、一躍有名な歌手になるまでを描いています。監督は「パラダイス・ナウ」などでアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたハニ・アブ・アサド。

主催の旭川映画村・代表の多田さんは「中東問題を扱った映画は、政治的で重たい内容が多い傾向がありますが、この作品は実話に基づいたサクセスストーリー。夢と希望にあふれた感動作です。パレスチナに住む普通の人々の生活をていねいに描いているのも特徴」と話します。

午前11時、午後1時半、4時の3回。チケットは1500円(前売り1200円)、高校生1000円で、旭川市内冨貴堂各店、コープさっぽろ(シーナ・ルミネ東光)などで販売しています。問い合わせは旭川映画村(電話0166・23・3623)へ。