おかだ紅雪庭でコンサート 和洋のコラボ楽しんで

フルート奏者の南加奈子さんが、1月13日(金)午後6時30分から、おかだ紅雪庭(旭川市5条通16丁目)でコンサートを開きます。津軽三味線日本一に輝いた菅野優斗さんとともに、重厚な和の音色と軽やかなフルートの旋律で新年の幕開けにふさわしい音楽を奏でます。

南さんは昭和音大を卒業後パリで研鑽を積み、国内外のコンクールで上位に入賞してきた実力者。現在は室内楽やソロなど演奏活動に加え、旭川市内で音楽教室を主宰し、観客参加型のユニークなコンサートを企画するなど音楽ファンの裾野を広げる活動に力を入れています。今回の和洋のコラボレーションについて「実は以前から、フルートと尺八は音色が似ていると感じていました。では尺八と相性のいい三味線にフルートを合わせてみたら…と考えたのがきっかけです」と語ります。

そこで、ともに地元で活躍する菅野優斗さんに共演を依頼。菅野さんは祖父、父ともに三味線奏者で、幼い頃から生の音に触れてきました。小学5年生から本格的に基礎を学び、親子三代で国内外を舞台に活動を広げる傍ら、若い世代にこそ日本の伝統芸能に興味を持ってもらいたいとクラブDJやジャズミュージシャンなど様々なアーティストと積極的に共演しています。昨年の第10回津軽三味線日本一決定戦では、見事優勝に輝きました。

当日は、五木の子守唄や黒田節、スティングの名曲を二人らしいアレンジで演奏します。さらに「お客様による着物ショーも予定しています。新春のコンサートですし、ぜひ和装で参加して」と南さん。おかだ紅雪庭の食事が付いて一人1万円。着付けは予約制で3500円。

申し込みは南さん(電話0166・48・9454、MINAMI音楽アカデミー)へ。