知恵を活かして楽しく暮らす
講演会「高齢者は光齢者」

　著書「原価0円の暮らし・里山を食いものにしよう」で知られる和田芳治さんの講演会が、3月7日(土)午後2時から4時まで旭川市障害者福祉センターおぴった(宮前1ノ3)で開かれます。

　地元の町役場を退職後、広島県の築300年の自宅で和食店を営む和田さんは、日本人が昔から大切にしてきた里山暮らしこそ真の豊かな暮らしと考えています。地域を元気にしたいと積極的に移住者を受け入れたり、身近な山の木でエネルギーの自立を目指すエコストーブの普及に取り組んだりと、「里山資本主義」をユーモアたっぷりに発信しています。

　旭川市の高年齢者就労機会創出推進事業の一環である今回の講演会では、「高齢者は光齢者」と題し、高齢者が今までに培った知恵や経験をどうやって活かしていくかを考えます。また元気に働き、楽しく暮らしていくことについて、自身が立ち上げた「過疎を逆手にとる会」などで得た体験談を交えながら話します。

　「これからの働き方についてだけでなく、お金にとらわれない人間らしい生き方についても話したい。現状を嘆くのではなく、何事も楽しく営み続けるということを考えていただくきっかけになれば」と和田さん。入場無料ですが、定員あり。参加希望者は道北勤労者企業組合(電話0166-37-5017)まで申し込んでください。