全ての子供に全ての遊びを
各社のおもちゃがずらり

　市内の玩具店や旭川大学などでつくる実行委員会は、10月1日(土)・2日(日)の午前10時から午後4時に、おぴったとココデ(ともに宮前1ノ3)の2会場で「バリアフリーおもちゃ博2016in旭川」を開きます。

　遊びや運動、音楽などについて全ての子供に物理的、心理的な隔たり(バリア)のない社会を目指したプロジェクト。「心身の障害については門外漢だったけれど、おもちゃ屋としてまちの子どもになにか贈り物をしたかった」とおもちゃのヨシダ社長の吉田修一さんが始めたこのイベントも、今年で11回目。過去10年を振り返って「一人でできることは限りがあるけど、たくさんの人と連動できれば広がるし続いていく。今後もしっかりと意見をもった人に参加してもらい、よりよく改善していきたい」と早くも先を見据えています。

　両日は会場にブロックやトミカなど玩具メーカー各社から寄せられたおもちゃを多数展示します。ベーシックな共遊玩具がある一方で、ドローンなど流行、最新のおもちゃも登場します。とくに人気のベイブレードは小学生を対象に、ココデ1階で午前10時から正午まで体験会を開きます。そのあと午後1時頃から大会を開くので、参加希望者は直前に配布される整理券を受け取ってください。

　今年はバリアフリーをテーマに、週末にかけてさまざまな関連イベントを企画しています。きょうから29日までサイパルでパネル展を、きょう午後6時半からイオンシネマ旭川駅前で映画「ファインディング・ドリー」の日本語字幕・副音声付き有料上映会を、10月1日午前10時からおぴった周辺でウォーキング会を実施します。なかでも世界的玩具メーカー・タカラトミーの会長、富山幹太郎さんが自社の今と昔について語る講演会は必聴です。旭川大学短期大学部で30日の午後6時から。先着100人まで無料。

　富山会長の講演会については旭大の阿部さん(電話070・6600・6502)、イベント全体の問い合わせは事務局(電話0166-20-0007、北日本広告社内)へ。