高校生にもわかりやすく
市民向け憲法公開講座

　旭川弁護士会は100周年を記念して、8月21日(日)の午後2時から5時に大雪クリスタルホール大会議室(神楽3ノ7)で市民向け公開講座を行います。先の参議院議員選挙で初めて適用された18歳選挙権による現役高校生の政治に対する関心の高まりを受け、法教育の一助にと企画しました。

　当日は元福岡高等裁判所部総括判事の森野俊彦さんが、一票の格差訴訟から18歳選挙権の意義を、また少年事件や嫡出子の相続問題などから裁判官や弁護士の仕事とやりがいについて紹介します。また北海道教育大学教職大学院准教授の前田輪音さんは、恵庭事件や長沼ナイキ訴訟など北海道で実際に発生した事件をもとに、憲法の役割について考えるきっかけを提供します。

　「憲法や法律について、専門家から直接話を聞ける機会はそう多くありません。具体的な過去の事例をもとにした、高校生にもわかりやすい講座です。ぜひ多くの若者に聴いていただきたいですね」と同会会長の廣田善康さん。講演後は二人の講師を交えたミニセッションを予定しています。参加無料、予約不要。問い合わせは実行委員会事務局(電話0166-51-9527)へ。