草花の色を布に移して
月に一度のワークショップ

花や葉、根、実、雑草からだって取れる、あたたかく柔らかな自然の色。その年の気候や生えている場所など様々な要因が絡み合い、二度とは再現できない繊細な色が生まれます。布や糸に天然の色を移し取る技法は草木染めと呼ばれ、古くから愛されてきました。

あさひかわ「色の家」(春光5ノ8)は、月に一度、土曜の午後に開く草木染めの一回完結型体験教室です。講師は末廣久美子さん＝写真＝。趣味のシルクスクリーンでケミカルなインクが肌に影響を与えるようになったことから、土や植物由来の画材や染料を研究しています。

教室では季節の花や葉から染料を作ったり、春に種をまいた藍や紅花の手入れをしたり、染色後の羊毛で小物を作ったりと、染めの多様な楽しみを提案しています。なかでも藍の生葉を使った叩き染めは人気。今年は7月30日(土)に実施します。

「化学染料に対して同じ色に染められない、色が褪せやすいなど違いもあります。ですが天然色ならではの風合いは目にも心にも優しく染み入るよう」と末廣さん。材料費込みで各回大人1500円、子ども500円。申し込みは末廣さん(電話0166-46-7270)へ。