消費ニーズ
探る機会に

旭川信用金庫、資金調達支援のアクトナウ(札幌市)、上川総合振興局は、インターネットで小口資金を広く募るクラウドファンディング(CF)を上川地域の活性化に役立てる連携協定を結びました。その第1弾として旭川の加工食品会社、大金(金田道従社長)の幌加内産そばの開発に生かされます。

CFは、クリエイターや起業家が資金調達をする手法として、世界中で注目されています。CFを活用することで、開発に必要な資金を集めるだけでなく、より多くの人へ製品やサービスを認知してもらうことができます。

大金は、北海道産の農産物にこだわった加工食品シリーズを展開しており、幌加内そばもロングセラー商品のひとつ。新商品は、幌加内町のそば生産者でそば打ち段位5段の腕前をもつ坂本勝之さんの「石臼挽き開墾そば」をリニューアル。パッケージを一新し、今年10月の新そばシーズンの販売を目指します。

出資は1口3000円、5000円、1万円からで、出資者には新開発の二八そばがお礼として送られます。また1万円の出資者には坂本さんによる手打ちそば試食会に招待されます(交通費は実費負担)。

大金の金田社長は「商品が消費者にどう受け止められるか、マーケティングの視点でCFの動きに注目したい」と話しています。アクトナウのサイトはこちら。http://actnow.jp/