予防医療の意識高めて
薬局で血糖値測定

　薬局での自己血液測定が広がりをみせています。第二次安倍内閣が掲げる「日本再興戦略」では医療分野の市場創造を目指し、一環として薬局を活用した予防医療に取り組んでいます。

　旭川中央薬局(金星町1)では、有料で、自己測定サービスを実施しています。主に糖尿病に関わる測定が可能で、測定方法は指先から微量の血液を採り、専用の機械にセットするだけ。担当の薬剤師のアドバイスをもとに測定者自らが行い、数分後には過去1～2ヶ月の血糖状態を示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の値がわかります。

　これまで病院などの医療機関でしか受けられなかった血液測定が手軽に短時間で行えることで、広く予防の意識を高めることが狙いです。「薬局・薬剤師利用のハードルを低くしたい。とても細い針なので、痛みはほとんど感じずに測定できます」と薬剤師の長塚健太さん。料金は、HbA1c測定1000円、血糖値測定500円、中性脂肪とコレステロール測定1000円。担当者の立ち会いが必要です。予約、問い合わせは旭川中央薬局(電話0166-29-7770)へ。

　旭川市内では、ツルハドラッグ神居3条店、くどう薬局、西田薬局でも実施しています(料金設定はそれぞれ)。