ジャズマンス
20年の歴史に幕

20年間にわたり、旭川で開催されてきたジャズ音楽のイベント「ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)」が、今年ですべてのプログラムを終了します。11月22日(日)・23日(月・祝)には、2夜連続でフィナーレを飾るスペシャルコンサートが開かれます。

JMIAは、1993年に大雪クリスタルホール音楽堂が完成したのを機に、その運営支援のため、市民有志が立ち上げた音楽活動。地域に根ざしたジャズ音楽の発信と、青少年の育成を目的に、自閉症児の音楽教室や、音楽療法の実践、小中学生によるジャズオーケストラの結成など、様々な活動を行ってきました。また、ヴィブラフォン奏者のゲイリー・バートンや、ジャズピアニストのチック・コリアといったジャズ界の世界的巨匠を招へいするなど、子供たちに本物のジャズに触れる機会を提供してきました。

初回から音楽プロデューサーを務めてきた旭川在住の音楽家、佐々木義生さんは、「子供たちに、ジャズマンスをきっかけに自分の可能性を広げてほしいという思いで、20年間やってきました。その子供たちが成長し、これからの旭川の文化を育んでいく道筋を残せたと思う」と話しています。

22日(日)は、アジアをテーマに、旭川の若い世代を中心に特別編成したオーケストラと、日本を代表するトランペット奏者、エリック宮城さんらゲストとの共演による「WIND OF ASIAクリエイティブコンサート」。最終日は、この20年間に来旭したゲストによるスペシャルジャズオーケストラの公演「JMIAスペシャルBIG BANDクリスタルLIVE」を行います。

両日とも午後6時半開演。会場は大雪クリスタルホール音楽堂。入場料は、全席自由で一般3000円(23日は5000円)、高校生以下2000円(同3000円)、ハートフル2000円(同3000円)。2日間通し券は7000円。ヤマハ、玉光堂インモール旭川駅前店、ジュンク堂、コーチャンフォー、冨貴堂各店ほかで扱っています。 　問い合わせは、実行委の村田さん(電話0166-22-3567)へ。