宮大工とギター職人
鮭箱がクールなアートに

旭川市内のデザイン会社カギカッコ(旭川市6条7丁目、YMS2階)の新事務所が1月に完成し、先日隣接するギャラリースペースもオープンしました。3月16日(土)まで、恵庭市を拠点に活躍する宮大工の村上智彦さん＝写真右＝とギター職人・鹿川慎也さんのユニット「ARAMAKI」が作品展を開いています。

素材は赤や黒、青のインクで屋号や産地が印刷された鮭箱。道内出身でUターン組の二人が見慣れていたこの木箱に可能性を見出し、解体・製材してバッグやウクレレなどを製作しています。鮭箱は独特の力強い書体が持ち味で、どの部分を繋ぎ合わせるかで作品の雰囲気が変わるのも魅力です。今回はカギカッコ代表のデザイナー・ゲンママコトさんも加わり、「鮭」や「紅」の字を組み合わせたモノグラムのグラフィック作品も作成しました。

ゲンマさんらがリノベーションした空間は、むき出しの配管やコンクリート壁が無骨でスタイリッシュな印象。「今後もここから色々な企画を発信していきたいですね」。16日には鮭箱の文字や柄をTシャツなどにスタンプするワークショップを行います。営業は午前10時から午後5時。問い合わせは同社(電話0166・73・6027)へ。