旭岳の雪結晶を観察した映画
24日に東川で上映

写真家で映画監督の吉田六郎さんが北国に降る美しい雪の詳細な姿を捉えた科学映画「雪・結晶の観察」が、2月24日(日)にせんとぴゅあ2で上映されます。

吉田さんは今からおよそ60年前に、現在の雪の結晶の写真によく見られるカラー撮影法「一光源二色照明法」を考案しました。この方法により、結晶の透明感や立体感が表現され、細部の作りまで見て取れるようになりました。

本作には旭岳ふもとの雪洞で天然の雪の結晶を自作の装置でカラー撮影している様子や、微速度撮影で人工雪が成長する様子を捉えたシーンが収められています。およそ22分の短編ながら、驚きに満ちた極小の世界が広がります。

「今年は吉田六郎さんが生まれてから100年。ぜひ氏の偉業をご覧ください」と担当者。3月10日(日)にも上映を予定しており、両日とも午後1時半からと3時半からの2回。観覧無料。また3月10日までは同館で吉田さんが撮影した雪の結晶写真を、一光源二色照明法の解説パネルとともに展示しています。問い合わせはせんとぴゅあ2(電話0166・82・4245)へ。