雪原にふわふわ舞い上がる
スカイランタンの繊細な灯り

厳寒の冬空に向かって小さな熱気球「スカイランタン」を飛ばそうというイベントが、2月24日(日)に伊勢ファーム牧草地(旭川市江丹別中央104-28)で行われます。今年で2回目。

実行委員の中心メンバーは、冬の新しい楽しみを考えていたゲストハウスオーナーの志水陽平さんと、自社の石けんから作った燃料の活用方法を探っていた兄で化粧品製造業の洸一さん、江丹別の広大な土地でイベントを開きたいと考えていたチーズ職人の伊勢昇平さん。昨年、3者の願いが合致するスカイランタンのアイデアを思いつき、広告業や菓子製造など他業種の友人らとともにイベントを実現しました。

スカイランタンは、骨組みに耐熱紙を貼り、内部で火を燃やして上昇気流で飛ばす仕組み。ゆらめきながら一斉に飛び立つさまは美しく印象的ですが、風や雪など天候に左右されることや近隣への影響から実施が難しいイベントです。「僕たちの場合、周囲に建物がない広大な牧場地があったこともあり、実現することができました」と実行委員長の志水さん。「今回は安定性の面から石けん燃料は使用しませんが、今後研究を続けて実現させたいと思っています」と続けます。

当日は午後3時から江丹別公民館で受付開始。ランタンに願い事や好きな絵を書いたあと、牧場に移動して雪遊びを楽しみながら日没を待ちます。夕空に繊細な灯りが描き出す景色は天の川のようで、暖かく幻想的な冬の七夕まつりとして今後も定着していきそうです。

入場料はひとり1000円(小学生以下無料)、ランタン1つにつき3000円。2月21日までに事前申し込みが必要です。申し込みは公式ホームページで受け付けています。