旭川を滞在型観光の玄関口に
観光カリスマ招いてセミナー

　大雪エリアの良質な雪を資源に滞在型観光を発展させようと市内の有識者やホテル関係者によって設立を目指している「スキーホリデーで旭川の滞在型観光を振興する会」準備会は、8月24日(月)午後6時半から旭川市勤労者福祉会館(旭川市6ノ4)2階大会議室で公開セミナーを開きます。現在、参加者を募集しています。

　大雪山エリアに降り積もる雪は、内陸ならではの低温と乾いた空気によって生み出されることから「ドライパウダー」と呼ばれ、世界中のスキーヤー・スノーボーダーから注目されています。近年はその雪質を求めてニセコから旭岳に足を伸ばす海外スキーヤーも増えつつありますが、冬期間の海外客宿泊者数は約5万人と、ニセコの1割程度にとどまっているのが現状です。同会では旭川が冬期観光の玄関口として発展するために今後の取り組みの力点を探ろうと、国土交通省選定「観光カリスマ」の山田桂一郎さんを講師に迎えセミナーを行います。

　山田桂一郎さんはスイスにある世界的に有名な滞在型観光先進地、ツェルマットに在住。世界各地でのプログラムツアーの実施経験をもとに、トップレベルの観光ノウハウを長野県白馬八方尾根や新潟県妙高高原など国内各地に広めており、国内では数少ない海外スキー客誘致の専門家として知られています。セミナーでは山田さんが着目する地域の魅力や人材を活用した持続的な地域振興、観光振興についてなど、大雪山を中心としたエリアの可能性を探ります。

　参加料は資料代1000円。申し込みは氏名、住所、職業および所属組織、連絡先電話番号またはメールアドレスを明記の上、ファクス(0166-29-6777)またはEメール(skiholidayasahikawa@gmail.com)で受け付けます。問い合わせは事務局の高橋さん(電話080-4295-3794)へ。