旭川映画村は、7月22日(日)にシアターカンダ(旭川市3条通8丁目)で、移民家族の旅をハートフルに描いたドイツ映画「おじいちゃんの里帰り」を上映します。

トルコ系ドイツ人2世のヤセミン・サムデレリ監督が、実体験を基に妹のネスリンと共同で脚本を執筆しました。主人公は1960年代半ばにトルコから移民としてドイツに定住し、がむしゃらに働き続けてきたイルマズ家の家長であるおじいちゃん。ある日突然、故郷の村にみんなで行こうと言い出します。はじめは大反対だった家族もおじいちゃんの熱意に押されてしぶしぶ同行することに。3世代それぞれが抱く悩みに丁寧に向き合いながら、家族の歴史や絆を優しさとユーモアたっぷりに描き出した作品です。

「日本では移民問題はあまり馴染みがありませんが、重くなりがちなテーマをほのぼのと仕上げているところが魅力です」と旭川映画村の多田裕哉さん。

上映時間は午前11時、午後1時半、4時の3回。チケットは一般1500円(前売り1200円)、高校生以下1000円で、市内冨貴堂各店やジュンク堂書店などで扱っています。問い合わせは旭川映画村(電話0166・23・3623)へ。