ラーメン店で月2回の勉強会
地域の人と和やかな交流も

企業経営者などが集まり、地域への奉仕活動を行う旭川北ロータリークラブは、毎月第1･3月曜に、ラーメン店・せんちゃん食堂(旭川市大町1条3丁目)で学生や市民ボランティアの協力を得て、小中学生向けの勉強会を開いています。

クラブは今年創設50周年を迎える非営利団体で、育児院を支援したり高校生に奨学金を提供したりと、地域社会に密着した数々の草の根活動を続けてきました。これまでの事業は単年での計画がほとんどでしたが、地域の貴重な人材である子供たちを学習支援でサポートしたいと、今回初めて長期に継続する取り組みを企画しました。　勉強会は午後5時から7時までのあいだに開かれ、時間内であれば自由に参加できます。道教育大旭川校の学生や旭川北高校の生徒、市民ボランティアが講師となり、小学校高学年から中学校の5教科と子供たちが持ち込む宿題やテスト勉強を手助けします。また終了後はラーメンなども無料で提供され、講師やクラブ会員らと食事を楽しみながら交流する時間を設けています。

「同じ地域に暮らしながら、子供同士や大人とのコミュニケーションが気薄になってしまっている時代です。弁護士や医者など様々な職種に就いているクラブ会員の経験を生かし、小さな悩みから将来の相談まで、父親のように親身なアドバイスができれば」と担当の高橋伸一さん。食堂店主の千田健雄さんは「賑やかで楽しい場にしたいですね。子供たちの未来のため、身体が続く限り頑張りたい」と意気込みを語ります。

参加には事前の登録が必要です。問い合わせは、旭川北ロータリークラブの企画担当(電話070・4796・1515)まで。