旭川映画村は、3月18日(日)にシアターカンダ(旭川市3条通8丁目)で、映画「人生タクシー」の上映会を行います。厳しい情報統制下にあるイランの首都・テヘランに住む人々の人生模様を描いた作品です。

監督のジャファル・パナヒは、政府への反体制的な活動を理由に映画監督禁止令を受けながらも自らタクシー運転手に扮し、乗客たちの日常を撮影しました。どんな逆境にあっても、決して諦めない勇気と軽やかに笑い飛ばすユーモアに満ち溢れた力強い作品で、2015年ベルリン国際映画祭金熊賞をはじめとする数多くの賞に輝き、国際的にも評価されています。

「車載カメラの映像をメインに構成し、ドキュメンタリーのようにもフィクションのようにも見える不思議な手法で作られているのが特徴。独特の視点から、知られざるイラン社会の核心が見えてきます」と映画村の多田さん。

上映時間は午前11時、午後1時半、4時の3回。チケットは一般1500円(前売り1200円)、高校生以下1000円。旭川市内冨貴堂各店、ジュンク堂書店などで販売しています。問い合わせは旭川映画村(電話0166・23・3623)へ。