これからの旭川市庁舎
移転の検討資料を配付開始

　　旭川市の市庁舎整備検討推進委員会は、庁舎建替えや移転を含めた基本構想策定に向けた検討資料をまとめ、市内各所で市民向け概要版の配付を開始しました。

　昭和33年に建設された現在の総合庁舎は、平成9年の耐震診断で耐震性の問題が判明、平成23年東日本大震災発生の直後に同委員会を設置し、庁舎整備に向けて検討を重ねてきました。現庁舎は耐震性に加え市内6ヵ所に分散していることや、スペース不足、老朽化が指摘されており、今年度末までに基本構想を策定します。

　委員会では必要とされる庁舎の規模を約3万7000㎡ と想定。利便性、まちづくりの視点、危機管理、自然環境、周辺環境との親和性を基本に、これまで庁舎整備検討委員会、庁舎整備検討市民懇談会や市民アンケートの結果を踏まえて、新庁舎の場所ついて現在の総合庁舎(旭川市6ノ9)や第三庁舎敷地(旭川市6ノ10)、買物公園通りの旧須貝ビル敷地(旭川市6ノ7)、北彩都駅東地区の14・15街区敷地(宮下通西)を選定しました。

　建替えに向けては費用面、工事期間中の仮設庁舎や議会開催場所の確保、賃貸物件の確保、駐車場の確保などそれぞれ課題もあり、また建築から50年以上親しまれてきた現在の総合庁舎の保存や利活用を求める意見があることから、同委員会では策定に向けて検討を深めていくものとしています。

　資料は旭川市各庁舎案内、各支所、公民館、東部まちづくりセンター(豊岡3 ノ3)、CoCoDe(宮下通東)、おぴった(宮前1ノ3)、フィール旭川内まちなか市民プラザ(旭川市1ノ8)で配付しています。問い合わせは、旭川市管財課庁舎整備担当(電話0166-25-7597)へ。