「いちごの町」が、新たなステージに
JAぴっぷ 冬いちご
比布町でいま、冬いちごの収穫がピークを迎えています。町内の若手が作る農業生産法人ネクスピークが、役場やJAぴっぷの補助を受け、5年前から実証栽培を進めているものです。
品種は甘く瑞々しい大ぶり果肉の「紅ほっぺ」。収穫は年末から6月まで続きますが、冬いちごとして販売されるのは3月末まで。農産物直売所ナナプラザ(比布町新町4丁目)などで販売しています 同町では大正時代からいちご栽培が盛んでしたが、稲作の繁忙期と重なるなどの理由から、近年、夏いちごの栽培は減少傾向に。そこで白羽の矢が立ったのが、農閑期を生かした冬いちご栽培でした。
ハウスのビニールを3重にし、土中に温水を流すなどして暖房コストを下げ、同時に栽培方法を工夫することで収穫量は年々増加。今季は1.6トンを見込んでいます。
ライナー記者に冬いちごについて解説するネクスピークの片澤さん(左)。「低温でじっくり育てることで、ぐっと糖度が上がります」 「さらに技術を磨いて栽培規模を広げたい。いずれ道内全域に冬いちごを届けられたら」と取締役の片澤英幸さん。いちごの町の新時代にむけ、若手が未来を紡いでいます。
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