
- 完成まで、1つの作品に2カ月ほどかかりきりになります。小林さんが表現する愛らしい世界観は東京でも人気。ソウルなど国内外様々な場所で展示しており、旭川での個展は12年ぶり
無垢材の板に、木目や風合いを残しながらアクリル絵の具で幻想的な世界を描く小林みのりさんの作品展「板絵の世界 おとぎ話 むかし話」が、10月22日(水)まで旭川市民ギャラリー(旭川市宮下通11丁目)で開かれています。
昭和48年に東京造形大学を卒業した小林さんは、在学中に出会った夫の郷里である旭川に移住。以来、絵画と工作の教室を50年にわたって主宰しながら、精力的に創作活動を続けています。油彩画や水彩画を描いていた時代もありますが、いつしか塗り重ねがしやすく、乾きが早くて退色しにくいアクリル絵の具を使い始めるように。家具デザイナーだった夫のおかげでクルミやカエデなど様々な板材を入手しやすかったこともあり、キャンバス代わりに使えるという発想が沸き、材を好きな形に切り取って使っています。小林さんは「個性ある木目や樹皮が付いたままの板は、型にはまらず一つひとつ自由に描きたいと思う私に合っていたようです」と振り返ります。
会場には小品を中心におよそ40点を展示。緻密で鮮やかに描かれたモチーフは、世界各国の童話やオペラの楽曲を元にしています。中には和と洋の要素が融合している作品も。「写実的な正確さを求めるとイメージが狭まってしまうから」と、登場する人物や動物はすべて小林さんの想像から生まれたもの。背景に走る木目が、絵に独特な空気の流れを生んでいます。
今回は平面の板絵だけではなく、扉を開けると絵が現れる立体作品も展示。彫刻刀で刻んだ扉の模様や、遊び心のある小さな飾り物など細部まで見ごたえがあります。「非日常的でメルヘンチックな空間づくりを心掛けました」と小林さん。「作品を通して、特に子供たちに描いたりものを作ったりする楽しさを伝えたい」と思いを語ります。
開場は午前10時から午後5時まで。入場無料。問い合わせは旭川市民ギャラリー(Tel.0166-23-3000)まで。











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