9月10日から小川けんいちワールド
旭川の懐かしい街並み
心で描く“線”が語る風景
旭川デザインギャラリー

- 原画を手に、笑顔を見せる小川さん。「『偽浜省』人形との撮影コーナーもお楽しみに」
イラストレーターでグラフィックデザイナーの小川けんいちさんの個展「小川けんいちワールド」が、9月10日(水)~16日(火)に旭川デザインギャラリー(旭川市宮下通11丁目、蔵囲夢)で開かれます。
2022年に出身地の釧路で初の大きな個展を開き、23年には旭川でも開催しました。今回はそれ以来となる本格的な展示で、テーマは「あさひかわの暮らしと風景」。旧旭川駅舎や中心街のにぎわい、公園の水辺など、記憶に残る街の姿をスケッチした作品が並びます。
スケッチ教室の講師としても活動する小川さんは、受講生たちに常に気持ちで描くことの大切さを伝えています。「心が動けば、それは線に現れる。だから自分も、心が揺れた瞬間の景色だけを描いてきた」と語ります。完成した作品を見返すと、描いていた時の感情が鮮やかによみがえるといいます。
小川さんが見つめる街の風景は、単なる記録ではありません。長い年月のなかでその場に積み重なった暮らしの記憶を感じさせます。「駅や通りには人々のドラマが染み込んでいるように思う」。そうした視線が絵の中にやさしく刻まれているようで、作品の鑑賞には、描き手の心象風景を追体験するような面白さがあります。小川さんは「作品を通じて、もう一度このマチを感じてほしい」と笑顔を見せます。
会期中は、書籍やオリジナル雑貨の販売、似顔絵描き、ワークショップも予定されています。また物販ブースや薬膳料理の専門店による喫茶コーナーもあり。
入場無料。開館は午前11時から午後5時まで。問い合わせは主催の昇夢虹(Tel.0166-76-1697)へ。
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