毎年9月1日から30日までの1ヶ月間は、厚生労働省が取り組んでいる「健康増進普及月間」です。
これは、生活習慣病の特性や、運動・食事・禁煙など生活習慣の改善の重要性について国民一人ひとりの理解を深め、健康づくりの実践を促進するための取り組みです。
特に注目されているのは「健康寿命」です。「平均寿命」という言葉はよく耳にすると思います。
日本人の平均寿命は男性約81歳、女性約87歳とされています。
一方で「健康寿命」とは、人が健康上の問題で日常生活が制御されることなく生活できる期間を意味し、男性約73歳、女性約75歳となっており、平均寿命との差は10歳前後あります。
健康増進や病気・介護の予防によって、この差を縮めることができれば、より健やかに生活でき、社会全体としても活力ある未来の実現につながると考えられています。
そのためには、毎日の小さな積み重ねが大切です。
例えば「日常生活にプラス10分の運動を取り入れる」「歩くときに少し早歩きする」といったことが推奨されています。
また、栄養バランスの良い食事、タバコの煙を避ける、睡眠の質を高めることも健康増進のために勧められています。
歯科はこれらすべてに関わっており、「健康の入り口は口から」と言われてい
ます。
この健康増進普及月間に、ぜひ歯科検診も受けてみてくださいね。