分館が10日リニューアル
三浦家書斎で口述筆記体験も

昨年9月に開館した三浦綾子記念文学館に隣接する分館が、10月10日(木)にリニューアルします。数々の三浦文学を生み出してきた三浦家の書斎で口述筆記が体験できるようになるほか、カフェと物販コーナーを融合した「氷点ラウンジ」が新たに登場します。

三浦文学館分館は、旭川市豊岡の三浦夫妻の自宅書斎をそのまま移設、復元。書斎の机や本棚、筆記用具、日用品なども実際に使われていたもので、創作に没頭する綾子さんとそれを支えた光世さん、2人の息づかいを感じることができる空間です。

ふだんは、書斎スペースには立ち入ることができませんが、今回のリニューアルで、学芸員立ち会いのもと畳の上まで入れるようにします。さらにスマホの専用アプリから流れる綾子さんの肉声に合わせて口述筆記が体験でき、その原稿は持ち帰ることができます。要予約。入館料のみで体験できます。

一方、氷点ラウンジでは、地元デザイナーが制作したブックカバーやマグカップ、スマホケースなどを販売します。今後、三浦文学とクリエイターのコラボで様々なグッズが登場する予定です。また本館にしかなかったカフェ設備も新設し、三浦ファンの交流スペースとして活用します。

問い合わせは三浦綾子記念文学館(電話0166・69・2626)へ。