金魚すくいの強豪選手育成と地域の憩いと交流の場に

金魚すくいが1年中楽しめる店「金魚の館」が、旭川市末広東1条4丁目にオープンしました。北海道金魚すくい競技連盟の有志が運営するこの場所から、「全国大会レベルの選手を育てたい」と意気込んでいます。

北海道金魚すくい競技連盟は、毎年夏に護国神社で「北海道金魚すくい選手権大会」を開催。この大会は、全国大会の地区予選も兼ねており、上位入賞者は全国大会の出場権を得ることができます。

店内には、大会と同じ水槽(約90×60センチ)8台を設置。一つの水槽に、全国大会の開催地でもある奈良県・大和郡山市から仕入れた小さめの和金品種「小赤」を約300匹飼育しています。使用するのは、職人手作りの競技用ポイ。縁日の露店などで見るポイより破れにくく、初心者でも2～3匹くらいはゲットできます。

店では、キャッチ＆リリースがルール。ポイは1枚100円で、会員(年会費2000円)になると3枚で100円になります。今後、全国レベルの選手による教室を定期的に開くなど、北海道の金魚すくい競技の「虎の穴」を目指します。このほか、店内には食堂や農産加工品、金魚グッズの販売スペースも設けられています。

連盟スタッフは「金魚すくいは、様々な世代が一緒に楽しめるのが魅力。地域の憩いと交流の場になれば」と話しています。

今年の北海道金魚すくい選手権大会は、7月27日(土)に護国神社で開催されます。個人戦(小中学生と一般の2部門)と、3人1組の団体戦があり、定員は各100人(組)。参加料は無料です。申し込みは、北海道金魚すくい競技連盟の公式ホームページまで。7月19日必着。問い合わせは金魚の館(電話0166・76・9900)へ。