旭川の街並みの昔と今、比べて 3Dクラフトフォト作品展

　市内在住の写真家、子安栄信さん＝写真下＝の3Dクラフトフォト作品展「旭川市街の昔と今」が、4月4日(土)から16日(木)まで、壺屋総本店なゝ花窓館2階ギャラリー村はづれ(忠和5ノ6)で開かれます。

　子安さんは東京生まれ。写真業界の会社を定年退職後、旭川を拠点に写真ツアーガイドや青少年が集う写真倶楽部、ワークショップなど多彩に活動しています。3Dクラフトフォトは、同じ原版からプリントした10～20枚ほどの写真を遠近法の原理で遠景から少しずつ切り取り、一定の隙間をあけて貼り重ねていくもの。ボックスフレームに入れると、飛び出してくるような奥行きのある写真になり、臨場感のある風景が楽しめます。

　今回は、旭川中央図書館が所蔵する明治、大正、昭和の旭川の街並みや子安さん自身が撮影した現代の旭川中心部の写真、四季折々の花の作品など、新作24点を含む約50点の3Dクラフトフォトを展示します。明治・大正時代の師団通りは、行き交う人々や電車が今にも動き出しそうに生き生きと迫ってきます。「実際に見たことのない時代の風景を立体に仕上げるのは難しく、根気が必要でした」と子安さん。

　期間中は、子安さんの3Dクラフトフォト作品約100点の販売も予定しています。開場は午前10時から午後6時まで。無料。問い合わせは同館(電話0166-61-1234)へ。