子供たちの未来に願い込め
ペット店J＆Jがチョーク寄贈

道内で5店のペットショップを運営する株式会社J＆J(旭川市永山2条16丁目)が、旭川市内の小・中・高校90校にチョークを寄贈しています。白墨には、日本の未来を担う子供たちと、指導する教員へのエールが込められています。

発案は代表取締役社長の山本耕司さん。新卒社員の3割が3年と経たずに離職する昨今の状況を目の当たりにし、自身も小中学生の父である立場から、子供たちに今こそ忍耐力を身につけてほしいと願うようになりました。さらに、幼少期に父の会社が倒産し苦しい生活を送った実体験から、学校に対しては、経済格差が影響しない健全な競争の場であってほしいとの思いがあります。

この活動について、山本さんは「競い合う中で、自分の得意・不得意を知ることができます。その結果、自分に合った仕事を見つけて、楽しみながら続けていくこともできるようになるのではないでしょうか」と子供たちの未来を見据えた思いを話します。

寄付ではこれまで市内90校以上に100本ずつを届けてきました。山本さんは「1本のチョークが格差を解決してくれることはないかもしれませんが、子供や先生たちに、関わった者たちの願いが少しでも届くと嬉しい」と笑顔を見せます。

今後は北見、苫小牧など同社ペットショップの出店地域でも実施していく予定です。できることから一つずつ。温かな思いが伝わる活動が、これからも続いていきます。問い合わせはペットスーパーJ＆J永山店(TEL：0166-73-8640)へ。