朴谷邦正さんのコレクション
書や絵画66作品を展示

旭川市在住の朴谷邦正(ほおたにくにただ)さんによる「所蔵作品＆自作絵画・手作り本展」が、きょう2月6日(火)から12日(月休)まで旭川市民ギャラリー(旭川市宮下通11丁目)で開かれます。

朴谷さんは小中学校の教員を務めたのち、北海道教育委員会教育局局長や合唱連盟理事長などを歴任しました。音楽教育者、合唱指揮者としても活躍し、文化の向上・発展への貢献がたたえられ、2018年に旭川市文化賞を受賞。昨年には秋の叙勲を受章しました。

展示会には、自宅に所蔵する絵画や書など合計24作品を出展。自宅に飾って鑑賞していた作品を「家族しか見られないのはもったいない」と企画しました。各作品は訪れた個展で購入したものや、学生時代や教員時代の同期・同僚や関係者から寄贈されたもので、なかには公募展である日展や道展の会員や、書家で北海道書道展元理事長の平田鳥閑さんの手によるものもあります。多くが地元作家の作品のため、顔見知りの作家や、見慣れた景色の風景画があるかもしれません。

このほか朴谷さんが描いた風景画など油彩画17点とデッサン1点も並びます。多くの教科や領域を指導する初等教育の教育者として、子供に要求するだけでなく、自らもいろいろなことに挑戦しようと1989年から少しずつ描きためた作品です。さらにコロナ禍に執筆から製本までを行った24冊の手作り本も展示。旅行や手作り料理の記録、自宅の庭の写真集、小説など、ジャンルは多岐にわたります。手に取って見ることもでき、じっくり読みたい人には貸し出しも行います。

開場は午前10時から午後4時まで(初日は正午から、最終日は午後3時まで)。入場無料。問い合わせは朴谷さん(TEL：0166-46-0518)へ。