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内容のー部もしくは全部が変更されてる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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- 山菜やきのこ採りは名人級で、大の器好き。人情味あふれる軽妙なトーク、心地よい距離感の接客がたまらない、と嵌まってしまう常連さん多数。メニューは毎日筆ペンで丁寧にしたため、SNSで発信しています
調理師学校時代にアルバイト先の飲食店で人と接する楽しさを知り、接客業の虜になりました。その後、出会った和食料理人の仕事に魅了され、自分が独立するなら絶対に和食で!と2013年に「おりべ」を開店。厳選食材と繊細な盛り付け、合わせる日本酒の感性が評判を呼び、瞬く間に予約の絶えない人気店になりました。
「いつも自分の中心にあるのは『楽しい』ということ」と話す伊藤さん。仕事とプライベートは分けるべき、という説がある中、好き、楽しいという気持ちを軸に仕事を選べば、辛いことがあっても元気に続けられると、過去の経験から確信しています。
独立から10年の節目を迎え、現状でも十分に楽しく仕事ができているものの、自分の「好き」を活かした新しいことを始めたいと一念発起。かねて研究を続けてきた天ぷらに注力することを決心しました。一品ずつ揚げたてを提供する江戸前のスタイルで、月に一度、天ぷらコースの日を設定。店内も改装して銅素材のカウンターを据え、手をかけた料理がさらに輝く新たな舞台も整えました。
「専門店が増えて食の楽しい街という印象が広まれば、遠方からももっと人が来るようになるはず」。自分の素直な気持ちを原動力に、街の未来を温かく見つめています。