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#旅した気分になれる映画

シネマの時間。特別編

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2020年、誰も想像しなかったようなことになった。あらゆる予定が狂ってしまい、苦しい状況になっている人も少なくないことだろう。映画も新作の公開が次々に延期され、ついには映画館が休館してしまうという事態。こんなことは生まれて初めての経験だ。もちろん映画どころではないという人も多いだろうけれど、せめて自宅に閉じこもっていても開放的な気分になれる、どこか遠いところへ連れて行ってくれるような映画を紹介したい。(映画ライター・ケン坊)

『しあわせのパン』 (2012年公開)

洞爺湖と言うと比較的身近で旅という感じではないだろうか。この作品は洞爺湖の月浦というところを舞台に、都会から移り住んできて手作りパンのカフェを営む夫婦を描いた作品だ。四季おりおり、このお店にやってくる客のエピソードを描いていくのだけれど、それによって一年を通したこの場所の景色を堪能できる作品になっている。きっと内地の人にとっては「北海道らしい」景色なのだろう。私たちにとっては身近なもので、なんならもっときれいなところが近所にありますよ、というように地元を再発見するきっかけになるかもしれない。

『スティーヴとロブのグルメトリップ』 (2010年公開)

今回のイチオシ作品。イギリスのテレビ番組を映画にしたもののようで、二人のオジサンが食を求めて旅をするというような内容。なのに食などどこへやら。料理の話はほとんどなく、道中で二人がとにかくべらべらとしゃべりまくるのを見せる。映画好きにはたまらないマニアックなモノマネネタを連発し、デタラメなことをしゃべくり倒している。これが底抜けに面白い。これで人気が出たのか(そりゃ出るだろう)二作目はイタリア、三作目はスペインとスケールアップして相変わらず全編バカ話を詰め込んでいる。

『かもめ食堂』 (2006年公開)

フィンランドで撮影された日本映画である。フィンランド。遠い。なんて遠いんだ。この作品はフィンランドで日本料理の店を始めた日本人の女性を描いた映画だ。小林聡美演じる主人公と、現地で出会って仲良くなる女性に片桐はいりともたいまさこ。もうこの三人だけで100分なんてあっという間である。ゆったりと流れるフィンランドの時間と、それにピッタリな三人の女性。三人それぞれの不思議な時間感覚が、見ている私たちをフィンランドよりもっとずっと遠い所へ連れて行ってくれる。

『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』 (1989年公開)

旅というか冒険。文字通り世界を股にかけてあちこち飛び回る。特に序盤のベニスのシーンがとても良い。スリリングな謎解きやアクションあり、そこかしこにちりばめられたユーモアあり。初期三部作のどれもがワクワクに満ちているけれど、特に「日常から連れ出してくれる感」が強いのが三作目のこれ。こんな時だからこそこういうスカッとする映画を見て、ひととき先の見えない閉塞感から連れ出してもらうのも悪くないのではないだろうか。

『男はつらいよ ぼくの伯父さん』 (1989年公開)

言わずと知れた男はつらいよシリーズ。このシリーズは序盤こそ柴又のとらやを中心とした狭い範囲を舞台にしていたけれど、シリーズを重ねていくにつれ、全国津々浦々、いろいろなところを舞台にして物語を描いてきた。なにしろ主人公の寅さんは旅人なので、彼を描くということはすなわち旅を描くということなのである。今回ピックアップしたのはシリーズ中盤の作品で、この作品では寅さんの甥の満男がオートバイで東京から名古屋に立ち寄り、佐賀まで旅をする。あげく、佐賀で偶然寅さんと出会うのだ。とにかく若い吉岡秀隆と後藤久美子がぎこちないほど瑞々しい。


というような感じで私も世間の例に漏れず、ひたすら自宅にこもっているので、今は配信サービスで映画を見ている。毎日家で映画を見ているとやはり映画は映画館で見たいなぁと思うのだけれど今はガマンのとき。こもっていると気持ちまで塞ぎがちなので、せめて気持ちが前を向くような、どこか外の空気を感じられるような映画を集めてみた。たまには新作ではないこういう映画たちを紹介できる機会というのもいいものですね。

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