純米大吟醸「龍乃泉」
デビュー

当麻町と高砂酒造株式会社が連携し、新作の「龍乃泉」を発売しました。雪深い3月初旬から、北海道の天然記念物・当麻鐘乳洞で熟成した純米大吟醸です。

町は、これまで販売していた純米酒「龍の里」の売上げが減少していたことから、3年前から新商品の開発を進めていました。「龍乃泉」は旭川産酒米・彗星を仕込み、蔵内で30日、搾り立ての生酒を洞内で1ヶ月半かけて熟成させたもの。酒瓶の搬入出には町民有志で作る「龍乃泉酔いしれ隊」を筆頭に、旭川などから40人のボランティアが当たりました。

デリケートな生貯蔵酒にとって、およそ9度に保たれた冬期間の洞内は恰好のゆりかごといえます。「フレッシュだけど荒々しい生酒が、熟成で滑らかな飲み口に変化しました」と森本杜氏。試飲した菊川町長も「フレッシュで香り高く、すっきりしていて女性にも好まれそう」と満足げ。

今年は1200本限定で、道の駅とうまや当麻鐘乳洞「りゅうたくんの家」などで扱っています。問い合わせは道の駅とうま物産館「でんすけさんの家」(電話0166・58・8639)へ。