甘くない大人のクッキー
壺屋の新作「大根おどり」

　老舗菓子店の壺屋総本店は、このほど網走市にキャンパスがある東京農業大学と大根風味のクッキー「大根おどり」を共同開発、販売をスタートしました。　近年、高校や大学が販売する土産スイーツが全国的に注目を集める中、東農大でも本年の創立125周年を期に開発に着手。過去2年にわたる同社と同大オホーツクキャンパス生物産業学部との連携授業を踏まえ、学部長と名誉教授が監修し同社が試作を重ねました。

　「大根おどり」は箱根駅伝などで応援団が見せる、大根を両手に持って歌い踊る東農大伝統のユニークなパフォーマンス。これにヒントを得て、携行性や保存性も考慮し、大根を使ったクッキーに決定しました。オホーツクの春掘り大根のすりおろし、さらにしょう油で軽く煮た切り干し大根を生地に練りこみ、シャリシャリと軽い食感。小麦粉や砂糖にも道産の上質な素材を取り入れ、青臭くない爽やかな香りと適度な甘み、程よい食感で大人っぽい味に仕上がっています。

　「数ある学校銘菓も、地域性や大学の特色まで考え抜いた菓子はそう多くはありません。今回は皆の知恵を絞って、伝統の応援歌からネーミングを取り、特産食材を使ったいかにも東農大らしい土産菓子が完成しましたね」と同社の村本暁宣専務も満足の仕上がりです。壺屋各店で予約販売中。問い合わせは壺屋総本店(電話0166-61-1234)へ。

◇「大根おどり」12枚入をライナー読者10名様にプレゼントします。応募は、はがき(〒070-0035旭川市5条通10丁目854‐1)、ファクス(0166-23-2009)に郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記し、(株)ライナーネットワーク「大根おどり」係まで。6月27日必着。ライナーWEBの専用フォームからも受け付けています。