旭川在住の小学5年生、佐々木新太(あらた)さん(10歳)が鶴居村フォトコンテスト2025の子ども部門で最優秀賞を受賞しました。新太さんは「これからも北海道の野生動物たちの写真をたくさん撮りたい」と話しています。

新太さんがカメラを始めたのは、小学校低学年のころ。カメラ好きの父・寛太郎さんの影響で、旭山動物園で父のカメラを借り、ライオンの赤ちゃんを何気なく撮影したのがきっかけでした。その写真にセンスを感じた寛太郎さんは、新太さんに一眼レフカメラの基本を教え、親子で動物園に通うようになりました。

やがて活動は道内各地に広がり、ワシやアザラシ、モモンガ、キツネ、シカ、シマエナガなど、様々な野生動物も撮影するようになりました。今では絞り値とシャッタースピードの関係も理解し、すべてマニュアルモードで撮影しています。

受賞作品は、今年1月に鶴居村で撮影した1枚。一羽のタンチョウヅルが天に向かって鳴いている姿を、縦位置でダイナミックにとらえた印象的な構図です。「吐息を狙っていた」という作品は、ツルのくちばしに光が当たり、内側から透けているように見えます。

コンテストの結果は、当初2月末に発表される予定でしたが、連絡がなく一度は落選を覚悟しました。しかし、3月中旬に最優秀賞の知らせが届き、4月の正式発表と同時に賞品と賞状が届いたことで、ようやく安心して喜べました。

新太さんは「カメラは、肉眼では気付かない動物の毛並みや目の輝きに迫ることができるのが面白い。受賞を励みに、これからもいい写真を撮り続けたい」と話しています。