創業から50年以上、ラーメンの街旭川で2代に渡って営業する「ら~麺処 優鳳」(旭川市豊岡13条4丁目)で、ラーメンと並ぶ看板メニューがこの大きな餃子です。

特注する直径12センチの皮でたっぷりの餡を包み、10分ほどかけてじっくりと焼き上げていきます。アツアツを頬張るとじゅわ~っと肉汁が溢れ出し、思わず白米をかきこみたくなること間違いなし!北海道産の豚肉や白菜からにじみ出る甘みと、パンチのあるニラが調和し、一口ごとに食欲を刺激。でも、ひとつ57gのボリューム満点の食べ応えで、お腹をしっかりと満たしてくれます。ジャンボなサイズは、餡をたくさん包むことができるのでよりジューシーさを増し、通常サイズの餃子とは味わいも変わるとか。また、規格外のサイズにより機械で包むことができないので、看板メニューとなった今もひとつずつ手包みで作っています。

当初は、大きい皮で包んだ方が、餡をいっぱい包むことができて効率的という理由で始めたらしく、名物を作るという意識はあまりなかったそう。「物心ついた時からデカかったので、僕にとってはこれが通常サイズでしたね」と現店主の平松正好さん。

もちろん、餃子だけでなくラーメンだって一級品。豚骨や鶏ガラ、野菜からとったスープにラードで蓋をする王道のしょうゆは、昔ながらの旭川ラーメンそのもの。

さらに、ピリ辛スープと香ばしいホルモンがたまらない「赤ホル」やイカ墨をきかせた「ブラック」、店主自慢のカレーをスープと合わせた「スプカリ」など、ちょっと変わったメニューも揃っており、老舗の看板にあぐらをかかず、時代に合わせて進化していく姿勢を感じさせます。


「自分好みの味がきっと見つかるはず。餃子もいいけどラーメンも!」と笑顔。と、思いきや「でも、一番の推しは私オリジナルのカレーなんだよね」と、ここぞとばかりにねじ込んで来る、なんとも欲張りな平松さん。1度や2度来ただけでは計り知れない、老舗の奥深さが垣間見えました。
お店は旭山動物園通り沿いにあるので、観光の際はぜひ寄ってみて。営業は午前11時から午後2時半、午後5時から午後8時まで。月曜はランチ営業のみで、木曜定休。問い合わせは(Tel.0166-34-0326)へ。
優鳳自慢の餃子は、ネットでも購入できます!
ものぴりか ら~麺処 優鳳
https://monopirica.jp/collections/yuho
ら~麺処 優鳳 ホームページ
https://www.yu-hou.com/
ら~麺処 優鳳 Instagram
https://www.instagram.com/ramen_dokoro_yuho/