美瑛や旭川市内でロケ
20日公開映画「愛を積むひと」

美瑛町などを舞台にした映画「愛を積むひと」が、6月20日(土)から全国で公開されます。翻訳本としてロングセラーを続けるアメリカの小説「石を積むひと」が原作。夫婦や親子の関係、そして血のつながりを超えた縁などを、美しい北海道の四季とともに描いています。

主人公の篤史を演じるのは、日本を代表する俳優、佐藤浩市。篤史の妻、良子役には7年ぶりの映画出演となる樋口可南子。そのほか北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明とベテランから若手まで豪華な役者が名を連ねます。

第二の人生を大自然に囲まれた土地で豊かに過ごそうと、篤史と良子は東京から移り住みます。仕事がなくなった途端、毎日暇を持て余す篤史を見かねた良子は、長年の憧れでもあった家の周りの石塀作りを篤史に頼みます。ささやかながらも豊かで幸せな日々が続くことを願う篤史でしたが…。

撮影は美瑛町にオープンセットを建てて1年にわたり行われました。四季折々の表情を見せる美瑛の丘陵や、日本百名山のひとつである十勝岳などのほか、旭川市内の商業施設や喫茶店、空港などなじみの風景の数々もスクリーンに登場し、旭川市民もエキストラとして参加しています。

5月下旬にイオンシネマ旭川駅前で試写会が行われ、主演の佐藤浩市さん、樋口可南子さん、朝原雄三監督が舞台挨拶を行いました。樋口さんは「北海道の美しい自然に囲まれてお仕事をすることができて光栄でした」、佐藤浩市さんは「この作品を見て、家族や大切な人にやさしくしようと思ってもらえるとうれしいです」とそれぞれ挨拶しました。同作品は、イオンシネマ旭川駅前、シネプレックス旭川、ディノスシネマズ旭川で上映されます。