
戦後80年の節目に、三浦綾子の作品や資料を通じて戦中戦後を振り返る企画展「時代を見つめる」が、三浦綾子記念文学館(旭川市神楽7条8丁目)で開かれています。
三浦綾子は戦時中、軍国主義の中で教育に従事。終戦による社会の激変とともに、自らの過ちに深く向き合い、やがて作家としての道を歩み出しました。彼女が残した作品群には、命と平和の尊さが一貫して描かれています。
企画展では、「塩狩峠」の時代から現代まで、戦争に触れた作品や社会的出来事を年代別に紹介。創作ノートや初出誌、書簡、写真資料など約70点が展示され、当時の空気を追体験できます。新聞紙面を模した14枚のパネル「三浦新聞」は現代の視点で構成したレイアウトで、作品の背景や時代の流れが視覚的に伝わります。
「三浦綾子がどのように戦争と向き合い、文学に昇華させていったのか、未来に語り継ぎたい」と難波真実事務局長。
来年3月20日まで。観覧には入館料が必要。月曜休館。問い合わせは同館(Tel.0166-69-2626)へ。