表現できる喜び引き継いで
会員・会友の思いの集大成
協会創立80年の記念展
新ロマン派美術協会

- 道立旭川美術館で行なわれた前回の記念展
道北の作家らが集まる新ロマン派美術協会は、創立80年を記念して、5月13日(火)から19日(月)に旭川市民文化会館(旭川市7条通9丁目)で記念展「新ロマン派会員・会友展」を開きます。9月に控える本展に先立って企画された展示会。
協会は1945年の戦後、思想統制による表現の規制から解き放たれた若者らが、自由な芸術活動への思いを胸に結成。当初は20人弱だった会員数は最盛期には150人を数え、現在は80人ほどで活動しています。事務局長の富田さんは「メンバーは今も、表現活動を続けることで自由な発想と個性を守るという創立以来の思いを胸に制作を続けています」と語ります。
記念展は創立50年の節目から始まり、5年ごとに実施しています。前回は新型コロナの影響で中止となったため10年ぶり。絵画や工芸、彫刻など、メンバーそれぞれの自信作が並んでいます。今回は、自分自身を自由に表現した企画展「私…」も予定しており、自画像に限らず、身の回りにあったものに自身を投影する人、抽象的に表現する人など、作者それぞれの個性が光る作品が集まりました。
一角には創立メンバーの作品や、歴代展示会のポスター、目録・図録といったこれまでの軌跡を辿れる資料も展示。「作者らの個性あふれる力作の中に、きっと来場者の心に響くものがあるはず。子供の頃に誰しもが持っていたであろう、好きな絵を描きたい、思いを形にしたい、という気持ちを思い出してもらえたら」と富田さん。
開場は午前10時から午後6時(最終日は午後3時)まで。入場無料。17日(土)の午後6時からは、会員の渡辺貞之さんによる「人生と絵」をテーマにした講演会も行われます。問い合わせは富田さん(Tel.080-1897-6797)へ。
関連キーワード
トピックス
-
デザインで育む モノを大切にする心 - 家具の端材や古着など、廃棄される素材から新たな価値を生み出すアップサイクルデザインをテーマにした展示会「キヅクきずくり展~世の中にクズなんてない~」が5月4日(... (4月30日)
-
“戦争の時代”を追体験 三浦文学が描いた命と平和 - 戦後80年の節目に、三浦綾子の作品や資料を通じて戦中戦後を振り返る企画展「時代を見つめる」が、三浦綾子記念文学館(旭川市神楽7条8丁目)で開かれています。 三浦... (4月29日)
-
強く美しく咲く「原種」 - 春の庭を彩る代表的なお花といえばチューリップですが、ガーデンでは5月上旬~中旬に見頃を迎えます。 実はチューリップには「原種」と「園芸品種」の2種類があり、原種... (4月28日)
-
劇団四季「赤毛のアン」 憧れの舞台に親友役で挑む - カナダの作家ルーシー・M・モンゴメリーの代表作を原作とした劇団四季のミュージカル「赤毛のアン」の全国公演がスタートしました。5月20日(火)には旭川公演が行われ... (4月26日)
-
新文化ホールのあり方一緒に考えよう! - 旭川市民文化会館の建て替えに関する検討状況の説明・意見交換会が、4月と5月に開かれます。 新文化ホール(仮称)の整備検討については、「旭川市民文化会館整備基本計... (4月21日)
-
2025年を迎えて - 明けましておめでとうございます。 皆さまにおかれましては、2025年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。 遡ること100年前、1925年(... (1月1日)
-
40周年を節目に、見えてきた「可能性」 - 明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。 株式会社ライナーネットワークは、本年6月を持ちまして創... (1月1日)
-
希望の花を咲かせる、挑戦の一年に - みなさま、新年明けましておめでとうございます。 旧年中も格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。 思い返せば昨年はロシアによるウクライナ侵攻を皮切りに、円安... (1月1日)
-
経済再生に向けて、リハビリの年に - 明けましておめでとうございます。 振り返ればコロナ禍で誰もがもがき苦しんだ2020年でした。当社も直撃を受け、大いに冷や汗をかきました。 三密を避けての分散勤務... (1月1日)
-
旭川で【テイクアウト】できるお店〜東光・豊岡 - 旭川市内でテイクアウトできるお店を紹介します 【随時更新中・要事前確認】... (10月19日)
- PRインターネット広告掲載はこちら »
-