自分が育ててもらった分、
次世代にも力を注ぎたい
押切 和也さん
ぶたバルすぎもとキッチン

- 学生時代は陸上部で、中距離走やクロスカントリーに打ち込んでいたスポーツマン。現在も休みの日は仲間とともに、バドミントンや野球などを楽しんでリフレッシュしています
西神楽の養豚場・すぎもとファームの豚肉を、フレンチの要素を加えた華やかな洋食に変身させる押切シェフ。気軽に通え、肩ひじ張らずに楽しめる店を目指しています。
旭川調理師専門学校を卒業後、市内のホテルでフレンチを学びました。当時の料理長から教わった技が、今の料理に生きています。たとえばトマトソースの作り方。イタリアンでは短時間の火入れで、トマトの酸味を活かしたソースに仕上げますが、フレンチ式は食材を煮詰めて旨みを凝縮させたのち、フォン(出汁)でのばすのが基本。野菜の甘みがしっかりと感じられ、豚肉はもちろん、パスタとの相性も抜群です。
ホテル時代は学びが多かった反面、勤務時間が長く、心が折れそうになったことも。しかしそれを支えてくれたのも料理長でした。「今の辛い経験が絶対身になる時が来る、と励ましてくれて。熱心に指導してくださったので、どこに行ってもやっていける自信がついた」と押切さん。
その後、チェーン店や結婚式場、フレンチレストランなどで経験を積み、気がつけば料理人歴20年目。今度は自分が次代を育てる番だと、若手のシェフを育成中です。「これからは腕を磨き続けることはもちろん、料理長から授かった技術を伝えていきたい」と意気込みを語ります。
関連スポット

すぎもとファームの食材をイタリアンで提供するバル
住所:旭川市緑が丘3条3丁目1-11 3丁目プラザ1FTEL:0166-65-0247/定休日:年末年始のみ/駐車場:緑が丘商店の駐車場利用可
緑が丘/洋食・レストラン
関連キーワード
味な人 バックナンバー
-
河井 隆郎さん - 旭川にワイン文化が根付いたのは、この酒屋のおかげかもしれません。創業113年を迎える老舗で、まだ旭川では誰もワインを口にしたことがない45年前に、先代の父・秀基... (6月28日)
-
嵯城 要介さん - 「手に職をつけろ」。建設業を営む祖父の教えを守り、ホテルやレストランで料理人として腕を磨き、3年前に念願の独立。家族で江丹別に移住して、自宅を併設したフレンチレ... (5月31日)
-
助安誠二さん 高安祥吾さん - 近隣スーパーの産直コーナーでお馴染みとなった、超特大の「ジャンボシイタケ」。鷹栖町にある助安(すけやす)農場で生産しています。 現会長・誠二さん(左)の祖父は1... (4月28日)
-
土村 尚貴さん - 旭川出身。航空自衛官として戦闘機の整備士を務めていた異色な経歴の持ち主です。全国を渡り歩いて様々な食や文化に刺激を受け、好きなモノを作って、自分の思いを形にした... (3月22日)
-
河部 貞子さん - 住宅街に、知る人ぞ知る昔ながらの市場があります。精肉店と魚屋、2軒だけの入居ですが、店主たちの気さくな人柄に、3代に渡って通う家族も少なくありません。 笑顔がチ... (2月4日)
- PRインターネット広告掲載はこちら »
-