ありし日、鮮やかに
画材店店主 江口さんの生涯辿る追悼展
ギャラリー喫茶ルル

- 江口さんの生涯と人柄が思い起こされる展示品の数々
旭川市の画材店、江口日曜堂の店主を偲ぶ「江口建二お別れ展」が、12月13日(土)まで、ギャラリー喫茶ルル(旭川市6条通8丁目)で開かれています。旭川のアートシーンを100年に渡り見つめ続けてきた老舗の店主を慕い、多くの人がその作品を見に訪れています。
江口日曜堂は1926年の開店以来、旭川市のまちなかでおよそ1世紀に渡って営業を続けてきました。建二さんは2代目の店主として、他店ではあまり扱われない専門的な画材や文具を豊富に揃え、多くの市民に親しまれる存在でした。長年培ってきた豊富な知識と、おしゃべり好きで面倒見の良い性格で知られ、ときには売り物の絵の具をチューブから出してリアルな色や質感を見せるなど、親身に相談に応じてくれたといいます。
90歳を超えてからも店に立ち続けていましたが、昨年8月に体調を崩し、店を閉じることに。4カ月の入院後は施設で過ごしていましたが、今年3月、93歳でその生涯を終えました。
江口日曜堂の向かいに店を構え、普段から親交のあったルルの店主・吉川さんは「これまで大変お世話になった江口さんを追悼したい」という思いでこの展示会を企画。遺品の中から、江口さんの軌跡が感じられる絵画や愛用品を選び出し、展示しています。
会場には旭川のまちや、趣味の登山で訪れた利尻富士の風景を描いた油彩画など10点を展示。ほかに、江口さんがかつて所属していた旭川西高の生物部時代のスケッチ、登山に使った靴やロープ、郷土史あさひかわなどに寄稿していたエッセイも見ることができます。吉川さんは「多方面で精力的に活動し駆け抜けた江口さんの人生は、まさにあっぱれ。多くの人に懐かしんでもらえたら」と話します。
営業は午前9時から午後6時(土曜は午前9時から午後2時)。問い合わせはルル(Tel.0166-22-7911)へ。
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