
大ぶりの枝を挿しても絵になる、存在感抜群の緑と茶色の花器。創業88年を迎える米田容器株式会社(旭川市宮前1条5丁目)が販売している、日本酒の一升瓶から生まれたアイデア商品です。

同社は道内の酒類店などから回収した一升瓶や小瓶を、酒造メーカーに卸すリサイクル業を営んでいます。ところが今年は新型コロナの影響で、酒瓶の市場流通が激減。リユース瓶の滞貨が発生していました。「溜まっていく一方の瓶を割って捨ててしまうこともできますが、それではこれまでやってきたリユース事業に汚点を残すことになる。そこでほかの用途で再生できないだろうか、と職員全員で考えたのがこれです」と笑顔で説明するのは、社長の米田卓司さん。

回収したボトルを隅々まで洗浄したあと、ボディのなかほどに特殊な機械で丸く穴を開け、フチを丁寧に研磨して仕上げました。この穴に軽石やミズゴケを包んだ麻布を入れ、植物を植えこめば、水やりなどの管理がしやすい花器として利用できます。ちなみに米田さんが今年の六月から試験的に育てた観葉植物は、現在もすくすく成長中。瓶に油性ペンでメッセージを書いたり、季節に合わせてデコレーションしたりと、素材や形を生かした工夫ができるのも魅力です。

1本税込2200円。現在、同社社屋または花屋「花かんざし」(旭川市宮下通7丁目、イオンモール旭川駅前2階)で販売中。同社でボトルを購入すると、なんと社長お手製のゆきだるま人形が1体付いてきます。問い合わせは同社(☎0166-31-8116)へ。



