プロスポーツチームの食と
体調管理の知識を発信

バレーボールのVリーグ1部、V1への昇格を決めたヴォレアス北海道の運営会社が、本拠地の旭川市中心部に、道産のオーガニック食材を中心としたレストランと貸切サウナなどを備えた複合施設「RAWLAW(ロウ・ロウ)by VOREAS」をオープンしました。池田憲士郎社長は「体や環境に優しい食と生活の提案を通じて、地域の明るい未来を育んでいきたい」と話しています。

地域の明るい未来育む場に

1階カフェ・キッチンのメニューは、北海道産のオーガニック野菜や2年間自然放牧で育った上士幌町産豚100％のハンバーグ、野菜たっぷりのキーマカレーなど。化学調味料や体に負担のかかる白砂糖などは使用せず、作物の自然な味わいを生かした料理を提供しています。

チーム創設当初から、選手の体作りや体調管理のため、栄養面など科学的に裏付けのある食の専門知識を蓄積してきた同社。社長自身もオーガニックフードの愛好家で、「土地や環境に負担をかけず育った野菜は、土や季節によって味が変化する。そうしたものを口にするのが、人間にとって自然なことだと思います」と語ります。プロスポーツというエンターテインメントを提供する同社にとって、命や環境を守ることは、エンタメを楽しむ前提として重要なミッションであると強調します。

2階の貸切サウナにも、同様の理念が込められています。砂時計がないのもその一例。「サウナは自分の感覚で体の状態を感じて、出たり入ったりするのが正しい利用方法。苦行のように時間で管理しても意味はなく、体に負担をかけるだけです」。サウナは体をリラックスさせて、眠りの質を高めるためのもの。シーズン中や日ごろの生活でも選手たちはそれを実践しています。利用者には最初に、そうした説明をきちんとします。「冷えや代謝が気になる方にぜひ利用してほしいですね」。

池田社長は「プロスポーツ観戦はジャンクフードのイメージがありますよね。うちでは試合会場でオーガニックを中心としたフードしか提供していません。地域や子供たちの未来を守る取り組みを、運営会社として示していきたい」と話しています。

「無添加ハンバーグプレート」は2230円、「キーマカレー」は1650円、ハンガリー産生はちみつを使った自社開発のドリンク「生ハニージンジャー」は850円。営業時間は午前11時から午後10時。水曜定休。貸切サウナは会員限定ですが、現在実施中のクラウドファンディングに出資すれば、無料体験できます。1階にはプロジェクターと音響も完備しており、各種セミナーも開講できます。問い合わせは、RAWLAW(TEL：0166-74-5506、旭川市2条通6丁目)へ。

クラウドファンディング
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