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- 新球団設立を目指す準備会のメンバー。地元の建設業や造園業、介護職、バス会社職員、市民委員会会長らが在籍します
来シーズンからの野球独立リーグ「北海道ベースボールリーグ(HBL)」参入を目指す新球団設立の準備を、旭川市の市民有志が進めています。発起人の木下哲夫さん(前列左から2人目)は「野球を通じて、地域を盛り上げたい」と意気込んでいます。
チーム名は「旭川Be:Stars(ビースターズ)」。野獣のようにフィールドを駆け回り、地域のスターになって欲しいという願いを込めました。
旭川市職員の木下さんは、公営の野球場活用のため、試合の誘致をHBLに打診したことがあり、その縁で昨年旭川での新球団設立をもちかけられました。木下さんは、球団を設立することで全国から選手が集まり、地域の人口増加や働き手不足の解消などまちおこしにつながることに着目。地域密着のHBLの理念にも共感し、昨年末に知人らと準備会を設立すると、年明けには球団運営のNPO法人を立ち上げ、周辺自治体や企業訪問に奔走してきました。
球団の拠点は、過疎化や高齢化が課題になっている農村地帯の東旭川。登録選手は約25人で、このうち5人ほどを旭川周辺の1市8町枠として地元選手を採用します。今後、リーグや独自のトライアウト(入団テスト)のほか、スカウティングで有望な選手を集める予定です。周辺自治体には、グラウンドの使用や選手の働き口、空き家の紹介などの協力を要請します。
HBLの球団運営にかかる費用は、遠征費など年間1500万円ほど。企業協賛やグッズ販売、ファンクラブ会費などで2000万円の収入を目指し、チーム強化と育成の充実を図ります。木下さんは「地域でチームを支え、選手にもこの土地を好きになってほしい。引退後もここで働き、家庭をもって定住してもらえる流れを作りたい」と話しています。
現在、シーズン席付きで年間3万円からの協賛企業を募集中。問い合わせは木下さん(TEL. 070-8475-5218、tawashi0407@gmail.com )へ。
北海道ベースボールリーグ(HBL)
北海道を活動地域とする日本のプロ野球独立リーグ。2020年より公式戦を開催している。加盟球団は現在、富良野ブルーリッジ、すながわリバーズ、奈井江・空知ストレーツの3チーム。