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威勢よく気前よく、黙々と丁寧に。そんな仕事っぷりはやっぱり偉大さ。
今日も変わらず元気に店に立つ、看板父さんたちをご紹介。
※撮影のためマスクは着用しておりません
酔いが回るとフォール負け?!
47歳で脱サラして弟子入りしたのは、旭川の老舗焼き鳥店かん太郎。秘伝のタレをマスターしようと「オヤジを毎日銭湯に連れていって洗ってあげてさ。尽くしたもんだ」と笑います。結局言葉で教わることはなく、背中を見て“盗んだ〝そうですが、「オヤジがいなかったらオレもいなかったなぁ…」と目を細める姿に師への愛を感じます。功さんは元レスリングの選手で、80歳の今も筋骨隆々。ほぼ休みなく、毎日店を開いています。「5年前におっかぁやん死んじゃって、家にいてもつまんないしさ」。愛妻との別れを振り返りつつ「でも酔っぱらったらすぐ店閉めちゃうよ」とユーモアを忘れません。
メガネの奥にキラリと光る北斗七星
ストライプ模様のメガネを、さらりと着こなしてしまう上級者感から「クセが強そう」と思われることも少なくないようですが、実はとっても真面目。店頭に並ぶユニークなフレームの数々は、作り手の顔が見えるものだけをセレクトし「お客さまと気持ちを共有したいから、自分が楽しいと思えるもの以外は扱わないんだ」。最近では顔の形への理解を深めるため新たに似顔絵を始めるなど、創業から43年経った今も挑戦を続けています。長年の経験で身に付けた、豊富な知識と高い技術を決しておごらない大川さん。絶えず磨き上げる誠実さで、訪れる人々を夜空に輝く北斗七星のように導きます。
「Change eye life.私のための眼鏡がある」
eyewearshop 北斗
住所:旭川市大町1条3丁目9-17TEL:0166-53-8888/定休日:年中無休/駐車場:無料駐車場
大町/ジュエリー・眼鏡・腕時計
- 駐車場
- 予約優先
- カードOK
- お子様連れ歓迎
- ペット可
- 見積無料
実はとってもかわいい魚屋さん
「ありがとうは1人につき最低でも5回言うね。それが商売の基本」そう話す大和田さん。旭川市内のホテルや飲食店への卸がメインの魚屋ですが、毎日仕入れる鮮度抜群の魚貝は来店客への一般販売もしていて、旬のおすすめやおいしい食べ方などを丁寧にレクチャーしてくれます。長く蓄えた白ひげ、赤シャツに阪神タイガースのキャップがトレードマーク。阪神ファン?いえいえ「野球より夏は毎週末ゴルフだよ」。無類の酒好きでもありますが「でも飲むのは10日に1回くらいだぜ。最低1升だけど…」とにんまり。そんなパワフルかつチャーミングなトークで場をなごませながら、今日も軽やかに包丁を振るいます。
大和田鮮魚店
旭川市東光9条3丁目3-9
愛好家の「気持ち」までメンテナンス
店内にずらりと並ぶ200台もの自転車。その奥で「大切な1台を長く乗ってもらうには、メンテナンスがとても大事なんだよ」と話しながら車体のチェックに余念がない服部さん。23歳で店を継ぎ、以来35年間自転車に携わってきましたが、その丁寧なアフターサポートと優しい人柄に道内各地から愛好家たちが集まります。「自転車は楽しい!って思ってもらえるようにするのが務めだし、喜びかな。長きに渡り市民やファンの足もとを支えてきた老舗のサイクルショップでは、3代目の息子・眞和さんへのバトンタッチも進んでいますが、服部さんはまだまだ「職人人生」という名のペダルを力強く漕ぎ続けています。
北海道の屋根に上がり続けて50年
「目指してきたのは日本一の煙突屋」と話す通り、「煙筒の横山」と聞けば知らない人はいないこの業界の第一人者。寡黙な雰囲気とは裏腹に「歳も歳だし、今は優しくコミュニケーション重視。でもバリバリの頃はけっこう怒鳴り散らしてたなぁ」。そうして作り上げた「チーム横山」は家族のように役割分担しながら、それぞれがきっちり仕事をこなすエキスパート集団に成長し、今ではその技術を学びたいと、札幌や神奈川から職人が修業に訪れることも。作業の様子や仕上がりが見えづらい煙突だからこそ「一生懸命さを後ろ姿で見せるしかないんだ」。そう話す眼差しには、まだまだ衰えを知らない職人の逞しさが宿ります。
(有)煙筒の横山
旭川市忠和5条5丁目7-27